DJ BAKUセレクト『BAKU年間ベスト2018』Tom Morello、FxxkingRabbitsなど|12月連載4/4

Rensai

文: Asahi 

毎回セレクターがDIGった(=選んだ)楽曲をコメントと共に紹介する、毎週更新のプレイリスト連載企画。12月は『2018年ベストトラック』。DJ /トラックメイカー/プロデューサー/ターンテーブリストとして活躍するDJ BAKUさんの今年のベストソングを全4回に渡ってお届けしていきます。

DJ BAKUセレクトのBAKU年間ベスト2018

Rabbit’s Revenge feat. Bassnectar, Big Boi & Killer Mike / Tom Morello


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DJ BAKUのセレクトポイント:

オイオイTom Morelloがアルバム出したなんてはやく教えてよ。教えてくれたYO-HE¥ありがとう!え、Killer Mike参加じゃん、え?Bassnectarなのコレ。え、てかKnifePartyのあの曲、こっちにはいってるじゃん?!全部好きな人達だ。はやく教えてよ…(笑)。

イイ波のってんNIGHT / FxxkingRabbits


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DJ BAKUのセレクトポイント:

オイオイBAKUはTikTokにもハマってんのかよって思った方もいるかもしれませんが、僕はこの楽曲制作者のチバニャンと出会い、その日にこの曲の素晴らしさにハマった…というか同じトランス、RAVE的なアプローチだと今年お茶の間で流行ったのは「U. S. A. 」かもしれませんが、僕は国産オリジナルであるこの曲がもっともっと日本のお茶の間レベルで流行るべきで、素晴らしいと思うんです。細かいこと抜きにして、単純に曲がとても良いと思います。歌詞もとても良いと思います。何が言いたいか最終的によくわからなくなってくるくらい、小さい事を忘れさせてくれる楽曲です

Timebomb Zone / The Prodigy


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DJ BAKUのセレクトポイント:

いきなり新譜出てこれもびっくりです。少し昔の雰囲気にも戻ってるのかな?とも思って嬉しかったですね。イイ波〜のあとにコレか、とカンの良い方はお気づきでしょう。感じ方は勿論人それぞれ、ですが世界各地のRAVE MUSIC、メロディの雰囲気やアゲの要素だったり共通点が絶対ありますよね。ただ、この人達の場合は破壊したくなる衝動が毎回ありますね。

Everybody Dies / Logic


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DJ BAKUのセレクトポイント:

2018年で、洋楽HIPHOPだったら僕はLogicの『YSIV』がベストAlbumです。もう全部イイんですけれどその中でもコレ。PVもあるので是非。とてもHIPHOP。「I do it for the boom bap, the trap and the radio」最高です、過去から最近のTrap Styleのどちらでも中身のあるRAPができるSKILLがある人が売れてくれれば大勢が報われるかと。念願のWu-Tangコラボ曲も文句なしのハマりかたでした。ハマりかたっていうのは音に対してのRAPのアプローチが合っているって意味です。各トラックとRAPのハマりかたがどの曲も凄く良くって聴いていて気持ちがとても良いです。

REAL DEAL ~WhoGotTheMaddProps~ feat. LIBRO, 漢 a.k.a. GAMI, 道(TAO) & SNAFKN / DJ Baku


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DJ BAKUのセレクトポイント:

今年自分のレーベルからリリースした唯一の楽曲です。この曲から2019、来年のAlbumやKAIKOOの動きにつながっていきます。まずはしっかりとした自分のルーツ的なHIPHOP・RAPの楽曲を出したかったんです。
おそらく1発目のリリースにしては派手に聞こえないと思います、ただジワジワとみんなの心に届くのを祈っています。2019は今までよりもずっとホンモノしか残らない厳しい時代になっていくと感じています。僕も年をとりました、勢いやノリだけではダメだと、頑張らなければと思っています。2018という爆発の年に提示したかった ”時代の変わり目に何を思う?” ”自分を貫けるヤツがホンモノ” まさにLIBROクンが僕の思う事を代弁してくれました。みなさんにとっても来年につながる良いキーワードだと思ってくれたら幸いです。
果たしてREAL DEALになれるのかどうか、僕も皆と一緒に頑張っていきたい!2018お疲れ様でした、2019もどうぞよろしくお願いいたします🙇
BAKU  KAIKOO Co., Ltd.


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DJ BAKU Profile

1978年東京生まれ。DJ/トラックメイカー/プロデューサー/ターンテーブリスト。
16歳のころにDJのキャリアをスタートさせる。1990年代後半に般若とRumiとともにヒップホップ・グループ、般若で活動。グループ解散後、1999年にみずから設立したレーベル〈DIS-DEFENSE DISC〉よりミックステープ『KAIKOO WITH SCRATCH 1999』をリリース。その後同レーベルからミックステープを数枚発表、自主レーベルながら総計30000本以上のセールスとなる。

2003年、MSCのデビュー・アルバム『Matador』に収められた「Matador Office」の制作を機にトラックメイカーとしての活動を開始。2005年、DJ BAKUと東京のインディペンデント・ミュージック・シーンをドキュメントした映画『KAIKOO/邂逅』のDVDが完成。2006年にはアルバム『SPINHEDDZ』(2008年にはSlipknotのDJ StarscreamやMarsVoltaのOmar率いるN2O RecordsよりUS盤もリリース)を、2008年にはダンス・ミュージックに本格的に挑戦したセカンド・アルバム 『DHARMA DANCE』を〈POPGROUP〉より発表、収録曲「AKBAH ATTACK」はBMX RIDER内野洋平によるPUMA CMやカンヌ国際映画祭出展作品にも使用されるなど話題となる。

翌年、日本を代表する12人のラッパーをフィーチャーした『THE 12JAPS』をリリース。同年、DJ BAKUが発起人となり〈POPGROUP〉が主催する都市型音楽フェス〈KAIKOO POPWAVE FESTIVAL’10〉を東京晴海客船ターミナル特設ステージで開催。2日間で1万人以上が集まり、2005年からはじまった同イベントで過去最大規模となる。近年は、いとうせいこうや七尾旅人とのコラボレーション、渋谷慶一朗ややくしまるえつこ(相対性理論)の楽曲のリミックス、KYONO(ex.THE MAD CAPSULE MARKETS)とのユニットの結成、アニソン DJ、ブローステップやダブステップを取り入れたDJプレイなど、ジャンルを越境した活動をますます積極的に行っている。また、韓国、台湾、フランス、ロシア、オーストラリア、ニュージーランドなどにも招聘され、海外のDJやラッパー、バンドらとも交流し国際的な活動も展開している。
2012年 音源を担当したTURNTABLE RIDERがLONDON INTERNATIONAL AWARD「フィルム部門」で海外賞を受賞。

2013年 6月、5年ぶりとなるオリジナル・アルバム『JapOneEra』を発表。2014年 未発表曲リリースのため自身のBandcampをスタート。 そして2015年 OUTLOOK FESTIVAL JAPAN 2015 SOUND CLASHでは見事優勝!新境地へ向かうため自ら新LABEL、その名も〈KAIKOO〉をスタート。

2015年 NEW ALBUM「NEO TOKYO RAVE STYLE」をRELEASE。
2018年KAIKOO Co., Ltd.を設立。



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