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東京のアートコレクティブ「dosing」からCalumecs選曲『THE SOUNDS OF THE APOCALYPSE』Schism、SHALTなど|1月連載4/4

Rensai

文: Asahi 

東京で注目を集めるパーティとのコラボ・プレイリスト連載企画。東京のアートコレクティブ(=集った人間が芸術表現を行っていく場所)『dosing』のメンバーが毎週セレクトした楽曲を紹介します。今月はCalumecsが担当。

東京のアートコレクティブ「dosing」メンバー・Calumecsセレクト

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Calumecsコメント:

今回のプレイリストは5曲ずつの編成で4つの章に分けて更新していくよ。テーマは“Warning Signs”“The Fall”“The Aftermath”“Beyond The Grave”の4つ。このプレイリストを通して、各曲のもつストーリー性や背景にも注目して楽しんでほしい。

PART 4 / BEYOND THE GRAVE

Respliced Hymn / Schism


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Calumecsコメント:

これはSchism、そしてDJ HeroinHnrkとのコラボレーションプロジェクトの一つなんだ。この曲もまた色鮮やかな風景が思い起こされる一曲。大災害を乗り越えた人々は希望を取り戻し、新たな共同体を形成しはじめ、過去ではなくよりよい未来のための一日にフォーカスする様子が浮かぶよ。

Preserved in Amber / SHALT


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Calumecsコメント:

この曲は2018年の<RedBull Music Festival Tokyo>でDJ Setをしたときに、一つ前に紹介した「Respliced Hymn」の曲とミックスしたんだ。この二曲には連なったストーリーのようなものを僕は感じていたからこそ、そうしたんだ。

Machina (Fisky Remix) / Pixelord


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Calumecsコメント:

この曲でようやくリズム的な構成のある曲がプレイリストに戻ってきたよ。僕らは今、紛れもなく近未来を生きているよね。進化は日々加速していくし、すでに新たな時代は始まっているよね。

Asura / Yedgar


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Calumecsコメント:

「Asura」はとても力強く美しい一曲で、地球の新しい時代を象徴するのにピッタリだね!この曲には、テクノロジーがプラトーに達してまるで手の届かない空の上に住んでいるような気持ちにさせられたんだ。

Relativity, Pt. 2 (feat. DELAY.) / Singularis


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Calumecsコメント:

DELAY.は僕の最も好きなプロデューサーの一人で、どうしても皆さんに彼の曲を伝えたくてプレイリストに加えたんだ!彼は既に二度、来日公演を果たしていて、今後もさらに活躍していくプロデューサーだよ。
ここまで読んでくれてありがとう。

結びに。
このプレイリストのテーマである、既に今世界で起きている事物の範疇が人間の手に負える次元にはなく、量子力学的な世界では全ての事象は起こり得るという地点に行き着いているんだという、僕の仮説がここで紹介した楽曲を通して少しでもみんなに届けば幸いだよ。

最後まで本当にありがとう。


毎週月曜日更新!東京のアートコレクティブ「dosing」プレイリスト




dosing

ドリーミングオブスリーピング Dosing(Dreaming of sleepingの略称)は東京を拠点にした日夜不眠症に悩まされているアーティスト、ミュージシャンのコレクティブである。
睡眠不足で創造性を養い、東京のライフシーンに一石を投じるクリエイター達の集団であると同時に、世界各地の最先端カルチャーを東京のライフシーンに届ける発信者。また、パーティやイベントという形態を介して新しい形のコミュニティスペースも創造している。

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Calumecs Profile

ニュージランドのオークランド出身electric candy sandのエレクトロミュージックシーンにおけるキャリアは、地元オークランドで現地の若者達に支持されているキャッスルナインでDj/オーガナイジングを始めたところからスタートする。その後,ニュージランド最大規模のニューイヤーズパーティ Rhythm and Vinesに出演。さらにはXXYYXXのアクトのサポートをする翌年にはクロノフォニウムというカルト的な人気を誇る、インディペンダント・フェスのディレクション/運営に携わる2013年に日本に拠点を移してから大阪、京都、東京と日本の主要都市におけるクラブにて日夜フロアを沸かせている。2014年にはWhite rabbit のレジデント DJを務め、OWSLA’s ETNIKのサポートアクトも果たした。Electric candy sandがエレクトロミュージックの制作を本格的に始めたのは2015年で、そのスタイルはhiphop、juke、様々な形式のBass musicなどに強く影響を受けている。また、同年に楽曲制作を進めていく中で出会ったHIRO THA JAP(Sex cult records)、Steffen ¥oshikiと共にイベントオーガナイジング/音楽•アートレーベル dosing (dreaming of sleeping)を設立。渋谷、青山、を中心に定期的にパーティを開催している。

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