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『大人な曲』Bearwear・Kouセレクト Puma Blue、NOT WONKなど|1月連載1/3

Rensai

文: Kou Ishimaru 

毎回セレクターがDIGった(=選んだ)楽曲をコメントと共に紹介する、毎週更新のプレイリスト連載企画。1月のテーマは『大人・アダルト』。Bearwearのメンバーが週替りにセレクト。今週はBa & ComposerのKouさん。

Bearwearが選ぶ『大人な曲』

Want me / Puma Blue

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Kouのセレクトコメント:

今や飛ぶ鳥落とす勢いのサウスロンドンシーン出身のシンガーソングライター、新鋭ジャズ/ソウルの括りでPuma Blueの名を目にすることが多いけど、インディロック的風景も臨める絶妙な曲構成がツボ。気負わず自然と香ってくる余裕な大人ムードに酔いしれてください。

Of Reality / NOT WONK

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Kouのセレクトコメント:

衝動の中にセクシーさを孕む事、大人になってからも尚初期衝動を保つ事は簡単なことではないと思う。NOT WONKを1オルタナティブロックバンドという事だけ認知していた1ヶ月前のある日、公開されて直ぐの<りんご音楽祭2018>のライブ映像で、この「Of Reality」のプレイを見て衝撃を覚えた。冒頭のジャズライクでセクシーな1分半を経てようやく入ったサビは、1番最初に楽器を持った時の衝動をそのまま音にしたような青春も感じるセクション。この両方を兼ね備えているのはめちゃくちゃクールだ。

山手線 / NORIKIYO

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Kouのセレクトコメント:

アニメーションMVを見てほしいです。たくさんの人を乗せて周り続ける山手線の中で、大人になって賢くなった故についている嘘、失ったものや臆病になった自分について考える曲。ビルの明かりやネオン、東京の煌びやかな部分と対比して孤独な人間が感じる行き場のない気持ちが切ない。答えはないから、そこにあるのはただ周り続ける山手線と寂しい一人の人間だけ。この曲の中で出てくるファクターへの心情の投影や延々とループされるチルいトラックが粋。

No You Girls / フランツ・フェルディナンド

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Kouのセレクトコメント:

“女の子を躍らせたい”と2001年に結成されたFranz Ferdinandの、文字通り自然にノッちゃうナンバー。欲に従順な動機でバンドを初めて、今や男女かかわらず全世界の人間を躍らせてるスターバンドになっているところがかっこいい。ダンス・パンクと呼ばれていることもあるけど、その通りでロックの美味しい部分、ギターバンドの魅力を最大限活かしたままエレクトロを通過したダンサブルなビート、ニューウェイヴなニュアンスも実現しているから、一人で家に籠ってオタク的に聴くのも、フロアで女の子と一緒に踊るのもどっちも楽しいと思う。とても勉強になります。

Wi lng Wi lng / HYUKOH

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Kouのセレクトコメント:

日本視点のメディアでは、アジア人アーティストの欧米シーン進出という文脈で語られることも多い韓国のアーティスト。韓国語特有のちょっと可愛らしい音の響きと、ソウルやR&Bライクなしっとりしたコード感がセクシー。曲は軽快なリズムで進行し、進むにつれて少しずつ熱情さを増します。一番盛り上がるセクションでは声を少し荒らげていて、その強引さも良い。

毎週水曜更新!Bearwearの『大人な曲』


10月24日ミニアルバム『DREAMING IN.』リリース

10/24にミニアルバム“DREAMING IN.”をリリースしました。

Bearwear『DREAMING IN.』

2018年10月24日(水)リリース
01. Intro
02. I’ll take you anywhere
03. Proxy
04. e.g.
05. Free Fall
06. In The Wood
07. May

Bearwear Profile

Bearwearは2016年に Kazma(Lyric/Vo)、kou(Music/Arrange/Ba)の2人を中心に結成されたインディエモバンド。サポート含めフレキシブルな体制で活動をしている。

2018年春にリリースしたシングル「e.g.」がネット上のインディ・ファンの間で注目を浴びると、すぐにネット・レーベル Ano(t)raks のコンピレーション1曲目に選曲されるなど話題を呼んでいる。夏には「Dead Funny Records」と契約を交わし、過去作のシングルをデジタル・リリース。10月には初の流通作品『DREAMING IN.』をリリースしました。

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