大比良瑞希セレクト『大切なSad Song』Azure Ray、Lily Allenなど | 3月連載3/4

Rensai

文: Asahi 

毎回セレクターがDIGった(=選んだ)楽曲をコメントと共に紹介する、毎週更新のプレイリスト連載企画。3月のテーマは『別れ』。シンガーソングライター、トラックメイカーとして活躍する大比良瑞希さんが選ぶ『大切なSad Song』を全4回に渡ってお届けしていきます。

大比良瑞希が選ぶ『大切なSad Song』

Sleep / Azure Ray


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大比良瑞希セレクトコメント:

映画『プラダを着た悪魔』の挿入歌で知った、 女性2人のユニットのAzure Ray。この曲不思議と落ち着いて、聴いていて楽で、永遠リピートできる。邦楽バラードとかは、歌詞も刺さって重くて痛い時があるけど、こういう曲を聴きながら1人で淡々と過ごす夜は嫌いじゃない。夜な夜な仕事しながらも、好きな人からの返信を待って、iPhoneをチラッと見るけどなかなか来ないな、仕事に戻るか、みたいな時にとても合うBGMのような気がします(笑)。

Who’d Have Known / Lily Allen


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大比良瑞希セレクトコメント:

久々に思い出したLily Allen、どの曲もやっぱりすごく好きだなと思って、個人的にまた復活しそう。どの曲にするか悩んだけど、今月はSad Song特集だから、“ギリギリの2人”を描いたこの曲にしました。なぜかElton Johnを拘束するというストーリー仕立てのMVもとても見応えあります(笑)。これに浸って感傷的になった後、Lily Allenらしいブラックブロークンソング「Fuck You」を聴いて吹っ切れよう。Lily Allenのネイルやファッションも好き!

Liability / Lorde


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大比良瑞希セレクトコメント:

2017年の<フジロック>で、一番大きいグリーンステージでのLordeのライブ、忘れられない。その後はBjörkだったのもあり、Lordeの時に目の前までいくべく、2列目くらいまで近づいて観た。最後の方で、ステージの端に座り、長いMCをした後で歌ったこの曲。彼女の生き方とか、見ているものとか、全てがそのまままっすぐ音楽に乗ってきて、音以上の芯のパワーを与えてもらった気がした。悲しい曲だけど、奥底から元気が出てくる曲。


毎週更新!大比良瑞希選曲プレイリスト



大比良瑞希 Profile

東京出身のシンガーソングライター、トラックメイカー 。
作曲家/チェリストの伊藤修平をプロデュースに迎え、2015年ミニアルバム「LIP NOISE」のリリースでソロ活動をスタート。
2016年アルバム「TRUE ROMANCE」をリリース。2017年8月より3ヶ月連続シングルのデジタルリリースを発表。
スモーキーな歌声と、エレキギターを爪引きながら歌うスタイルは、明るくも物憂げな唯一無二の世界観を包み込み、ソウルフルかつオルタナロックに、新時代の歌謡曲を紡ぐ。
FUJI ROCK FESTIVALのほか、SOMMERSONIC、りんご音楽祭、音泉温楽などフェスへの出演も多数。
歌とギターのほか、企業CMへの楽曲提供や様々なアーティストのサポートワークでも注目を
集めている。コーラスワークでは過去にtofubeatsやLucky Tapes、Alfred BeachSandal×STUTS、Awesome City Clubなど多数の作品に参加。
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