大比良瑞希選曲の優しいバラードプレイリスト『“甘い涙”の秋』松任谷由実、tofubeatsなど | 11月連載3/4

大比良瑞希

文: 斎藤加織 

毎回セレクターがDIGった(=選んだ)楽曲をコメントと共に紹介する、毎週更新のプレイリスト連載企画。11月はフリーテーマで選曲してもらっています。シンガーソングライター、トラックメイカーとして活躍する大比良瑞希さんは「“甘い涙”の秋」をテーマに、少し寒くなってきたこの季節に聴きたくなる優しいバラードを選んでくれました。

大比良瑞希セレクト「“甘い涙”の秋」の曲

GREY / 松任谷由実


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大比良瑞希セレクトコメント:

松任谷由実さんの、38枚目のアルバム「宇宙図書館」の一番最後に収録されている曲。ユーミンの曲は、好きな曲が沢山あって選ぶのが難しいけれど、昨年の国際フォーラムのコンサートで、元々演奏メンバーだった人や、大切な人がいなくなっていく寂しさの話をされてて、その後に歌っていたこの曲が忘れられない。ミュージシャンは死んでしまっても、音源や人の心にグルーヴが閉じ込められているから、その音を聞けば気配を抱きしめられる、というエピソードが詰まったこの曲は、輪廻をも包み込むような大きな優しさで溢れている、秋空の下で聴きたくなる名曲。

RIVER / tofubeats

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大比良瑞希セレクトコメント:

私のソロ活動を始めて間も無い頃から、ライブやリミックス等でお世話になっているtofubeatsさんの、最新アルバム『RUN』に収録されているこの曲も、イントロのコード進行から心が解きほぐされる。安心な場所に連れて行ってくれるような暖かさがこの季節にぴったりのバラード。tofubeatsさんと言えばのオートチューンボーカルは、こういうバラードこそなんだか切なく訴えかけてくる気がするなぁ。新しさと懐かしさ入り混じる、他に代えのきかない1曲。

Are You Here / コリーヌ・ベイリー・レイ

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大比良瑞希セレクトコメント:

コリーヌ・ベイリー・レイは、容姿、声、曲ともに全部タイプ!この前のライブでの可愛さもたまりませんでした…(笑)。この曲は2010年に出たアルバム『The Sea』の1曲目。あんな明るい笑顔で可愛い声で歌う雰囲気からは想像できないけれど、このアルバムは彼女が旦那さんを亡くした後初めてリリースされたもので、全体的にその悲壮感に満ちている。全部を受け入れつつ、音楽にだけはありのままの姿で、少しずつ前を向こうとしているような、生きる葛藤と美しさが光っている歌声と曲に、勇気をもらえる。

You and I / Maika Loubté


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大比良瑞希セレクトコメント:

先日も、私のリリースパーティで出演してくれた、マイカ・ルブテちゃんの2016年に発売された『Le Zip』の1曲目。5、6年前くらいに何かのきっかけで知った時から今も変わらず、そしてこれからもきっとずっとその活躍を追っていたい人。同世代の女子で1人で音楽を作って、自分のスタイルを築きあげている人は、いつも一番の刺激をもらう。アートワーク周りもときめきがいっぱい。どんなものにも負けないガールズパワーと刹那が、キラキラしてて突き刺さる。「H2O」という曲も大好き。こちらも聞いてほしい!

A Love Of Your Own / Ned Doheny


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大比良瑞希セレクトコメント:

今年のサマーソニックで間違いなく私の中のベストアクト…!サマソニで初めてその生のグルーヴを体感したのだけど、バンド一体最高すぎて、今まで観たライブの中でも一番気持ち良かったかもしれない…。腰に来るグルーヴとはこの事…勝手に音に乗って体が動いて、まさに音楽に酔いしれる夢のような時間だった。チャカ・カーンがカバーしたことで有名な「What Cha’Gonna Do for Me」も好きだけれど、この曲をかけながら秋の海沿いをドライブしたいなぁ、今すぐ。

Jah Work / Ben Harper


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大比良瑞希セレクトコメント:

Ben Harperは、私が高校生の時、とあるお店の店内BGMプレイリストを作ってと頼まれた時に、ジャックジョンソンドノヴァンフランケンレイターを聴き始めた流れで知ってから一時ずっと聞いていた。もっと優しい曲も好きだけれど、この曲のザクザク感や、荒野感、少ない音数の間の野生的なパーカッションに憧れる。これも都会から少し離れたところを飛ばしながら聴きたい。


毎週更新!大比良瑞希選曲プレイリスト





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大比良瑞希 Profile

東京出身のシンガーソングライター、トラックメイカー 。
作曲家/チェリストの伊藤修平をプロデュースに迎え、2015年ミニアルバム「LIP NOISE」のリリースでソロ活動をスタート。
2016年アルバム「TRUE ROMANCE」をリリース。2017年8月より3ヶ月連続シングルのデジタルリリースを発表。
スモーキーな歌声と、エレキギターを爪引きながら歌うスタイルは、明るくも物憂げな唯一無二の世界観を包み込み、ソウルフルかつオルタナロックに、新時代の歌謡曲を紡ぐ。
FUJI ROCK FESTIVALのほか、SOMMERSONIC、りんご音楽祭、音泉温楽などフェスへの出演も多数。
歌とギターのほか、企業CMへの楽曲提供や様々なアーティストのサポートワークでも注目を
集めている。コーラスワークでは過去にtofubeatsやLucky Tapes、Alfred BeachSandal×STUTS、Awesome City Clubなど多数の作品に参加。

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斎藤加織

ライター。音楽と映画と食べることが好き。音楽記事を書いたり、イベントスタッフをしたり色々しています。

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