文: 秦 麗奈
若干19歳にして、事務所所属アーティストからフリーランスという経歴を持つ松田琉冬。そのキャリアゆえなのか、同世代のなかでも独特な大人びた空気を放っている。
2014年からMAGiC BOYZのMCとして活動を開始し、ラッパー歴は7年目に突入。軽快なフロウと抜群のリズム感は、努力の賜物といって間違いないだろう。
さらに、特筆すべきはリリックだ。少年期をタレントとして過ごし、グループとして活動するなかで、叶う夢も叶わない夢もあることを知った。そんな彼だから見える世界があり、紡げる言葉がある。絵空事じゃないリアルがあるからこそ、松田の歌詞は魅力的なのだ。
先日配信が開始された「RUN」は、彼にとって1stシングルとなるナンバー。焦燥と葛藤がにじむリリックは、アップテンポなトラックと共に駆け抜けていく。ここから立ち上がりたいというときに、添えたい1曲だ。
松田琉冬
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