Ryoma Takamuraが描く、日常の風景

Review

文: DIGLE編集部  編:Kou Ishimaru 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はRyoma Takamuraをご紹介します。

ビートに宿る美学

作詞作曲家やプロデューサーとして頭角を現わしつつあるアーティスト、Ryoma Takamura。以前はAL DENTEと名乗り、妹のSalaと共にDixieという兄弟ユニットを組んでいた人物だ。

彼が得意とするのは、日常の一部を切り取ったような詩やトラック。心情を言葉にしたり作曲をしたりといったことをライフワークとしていたからこそ、生活と地続きの楽曲を生み出すことができるのだ。
また、ビートにこだわりが強いのも彼の特徴といえるだろう。曲の軸となる部分を最後の最後までこだわりぬき、必要に応じて肉付けをしていく。そういった美学が、Ryomaの作品には宿っているのだ。

先日配信が開始された「Paris」は、プロデューサーNoconocoとのコラボプロジェクトで制作された1曲。シンガーのSengoku MasahiroとラッパーのDonatelloを客演に迎え、ゆったりとした空気が心地よいナンバーへと仕上がった。メロウな歌声と洗練されたトラックに耳を澄ませてほしい。

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