文: Kou Ishimaru 編:Kou Ishimaru
シンガーソングライターとしてそれぞれソロでの活動も行うMAKIADACHIとCOMiNUMが結成した音楽プロジェクト0amが新曲「UneUne」をリリース。“到達点であり新しい始まり”である深夜0時(0am)をコンセプトに、作詞/作・編曲/MIX /アートワーク&映像制作の全てをセルフプロデュースで手掛けており、TBSラジオ「TikTok Presents 大久保佳代子とトレンド遊び」内での音楽制作や、TikTokでの活動に注目が集まっています。親しみやすさを特に意識しているという0amが今回リリースした新曲は“梅雨”がテーマの1曲。湿気で“うねうね”になった髪から着想を受け、梅雨の憂鬱について軽やかに歌唱。“うねうね”にフォーカスするという着眼点がファニーで、その言葉の響きの脱力感が背中を押してくれる作品です。
トラックメイクからMV、アートワークに至るまでをDIYで手がけ、自身の活動以外にもTokimeki Recordsへの参加など幅広く活動を行うマルチクリエイター/シンガーソングライターHannah Warmが新曲「JUST IN TIME」をリリース。同曲は、スローテンポでグルーヴィなリズムトラックをベースにしたソウル/AORチューン。メロウなシンセサイザーの音色がノスタルジーを演出し、都市の情景と夢見心地なフィーリングが溶け合った1曲となっています。
東京を拠点に活動する5人組バンド、Strip Jointの新曲「Liquid」は、The Nationalらを彷彿とさせる、リバーヴィなギターサウンド、ピアノの広大な音像を背景に、芯の通った声質のボーカルがのびのびと歌唱する1曲。様々な問題に溢れる現代社会に対して平穏を祈るような様が魅力の作品となっています。来月7月22日には同曲をA面に収録した7inchシングルを〈KiliKiliVilla〉よりリリースすることも決定しておりファンは必見。同7inchのみに収録されるというB面曲「Condolation」にも期待です。
パスピエが2022年第2弾シングルとしてリリースした新曲「4×4(フォーバイフォー)」。70年代から2020年代まで様々な時代のポップセンスを咀嚼するパスピエが今回挑戦したのは、2010年代のEDM的なソングライティング。EDMのビルドアップに近い構成で、落ち着いたトーンの冒頭から、盛り上げてフックへ繋げていく構成がダイナミックです。一度聴いたら耳に残るシンセサイザー・リフの旋律もエモーショナルで、楽曲の世界観を形作っています。
For Tracy Hyde、きのこ帝国、17歳とベルリンの壁をはじめとした日本の現行バンドをフェイバリットに挙げ、日本シーンとのコミュニケーションを積極的に行うシンガポールのオルタナティブ/ドリームポップバンド、Coming Up Rosesが新曲「Would You Ever」をリリース。アイデンティティでもあるリバーヴィで夢心地なサウンドをベースに据えるも、感傷的なメロディラインが前面に出たエモーショナルな1曲に。長尺の中で徐々に盛り上がりを見せるドラマチックな展開に胸を打たれます。
その他、注目のリリースにはGambs、WHACK、RAqなどがラインナップされています。
DIGLE MAGAZINEは他にも毎日プレイリストを紹介しています
RELATED PLAYLIST
記事関連プレイリスト
POPULAR
人気記事