文: DIGLE編集部 編:Kou Ishimaru
2019年始動のポップバンドAivyが、新体制初の2ndアルバム『視覚的情報に於ける未完成の時計』を10月12日(水)にリリース。今年5月に急遽前任のVoが脱退し、既に決まっていたライブや作品リリースを予定通り行うため、急ピッチで現体制の布陣を作り上げました。そんな中制作された同アルバムは、様々なジャンルのポップネスを緻密に織り込んだこれまでの音楽性をさらに更新し、よりサウンドメイクがリッチになった作品。邦楽ロックのエッセンスを感じさせるディティールに拘ったアレンジと、グローバルのインディシーンと共鳴するサウンドプロダクションが組み合わさった傑作です。
関西在住の3人組オルタナティブユニット・ego apartmentが新曲「REACH!」をリリース。Joy Divisionを彷彿とさせる、ザラついた質感のギターコードとベースリフで展開していくソングライティングをモダンなサウンドプロダクションで実現したクールな1曲。この絶妙なバランス感によって、slowthaiやMura Masaなどポストジャンル的に多様な音楽を横断する現代のイギリスの風も感じさせてくれる作品に仕上がっています。
下北沢を拠点にするサイケデリックロックバンド、AMERICAN DREAM EXPRESSの最新曲は、PavementをはじめとするUSインディロックへの愛を強烈に感じる、無邪気なインディロックチューン。The Velvet Undergroundから脈々と受け継がれているであろう囁き声の歌唱やエフェクティブでユルいギターサウンドは、どこか遠くの場所や時代を感じさせてくれます。実験的な音づかいも魅力的。
自然派シティポップをコンセプトにする3人組、KOMONO LAKEの新シングル。7月リリースのシングル「Easy」から引き続き、ボトムの低いベースが動き回るグルーヴィなモードは健在。そっと寄り添う様なリリックによって、より一層エモーショナルさが際立った1曲に仕上がっています。11月にリリースを控える最新アルバムに注目です。
#MultiLayeredMellowWavesを謳う5人組バンドyardlandsが1stミニアルバム『NPMP』を10月5日にリリース。エモ/ポストロック/ドリームポップをはじめ〈残響レコード〉系からエレクトロニカなどの電子音楽/ビートミュージックまで幅広い音楽性の影響を昇華するyardlands。記念すべき1stミニアルバムの2曲目に収録された同曲は、2000年代USエモ・ライクな退廃的な世界観と、一定のグルーヴをループしていくビートが心地よい1曲です。
その他、注目のリリースにはRAq、ナリタジュンヤ、Soulflexなどがラインナップされています。
DIGLE MAGAZINEは他にも毎日プレイリストを紹介しています
RELATED PLAYLIST
記事関連プレイリスト
POPULAR
人気記事