文: DIGLE編集部 編:Kou Ishimaru
<FUJI ROCK FESTIVAL ’23>にも出演し、注目度急上昇中のシティフォークバンド・グソクムズが、4ヶ月連続配信リリース企画の最終弾をリリース。“奥田民生をドライブしながら聴いている時”と同じような気分にさせてくれる爽快な「道の途中」は、ベースの堀部祐介が作詞作曲を手掛けたという楽曲。時代を問わずに聴ける普遍的なポップソングでありながら、そのサウンドメイクからフレッシュさも強く感じる1曲となっています。連続リリースのラストでありながら、曲の内容が“道の途中”であることも粋。
70年代のAORから80年代のディスコクラシック、ゼロ年代のR&Bに至るまで、さまざまな楽曲の要素をコラージュしながら浮遊感あるサウンドを生み出すプロデューサー/ラッパーのRiku Oshima、平塚生まれ平塚育ちで等身大なキャラクターで人気を集めるQugo、ヒップホップという枠に括られない楽曲やファッションブランド「QUAETERRO」の展開など、常にオリジナルな活動が光るRICK NOVAの三者が、昨年の「Cigarette.feat.Qugo,RICK NOVA」に続いて、またもコラボ。“自由にさせて”を意味する「Set me free」をタイトルに掲げた自己解放ソングになっています。多幸感とユルさ溢れるビート&フロウが気持ち良い。
ニコニコ動画内で2010年代前半から流行したラップジャンル“ニコラップ ”やYouTubeなどのネットカルチャーをルーツとし、2010年代初頭から活動しているラッパー・RAqが最新作「Still Kids」をリリース。隔週水曜日で新曲をリリースし続け、これまでにも季節を感じる楽曲を多くリリースしてきたRAqの今作は、“いつまでも若さを忘れない”というエヴァーグリーンな精神をテーマにした夏らしい1曲。聴いているうちに映画『スタンド・バイ・ミー』(1986)を見たくなりました。
これまでも、様々な“chill”を軸にトラックメイクを行なってきたトラックメイカー・ord minamiが新曲「Arrival」をリリース。80年代の日本の環境音楽のようなシンセサイザーのフレーズが心地よく、その厭世的な世界観に浸れる1曲。アートワークに描かれる人物が旅の末にどんな場所に辿り着いたのか、想像を働かせて聴いてみてはいかがでしょうか。
その他、注目のリリースにはgb、ニューヤナセ、DeNeelなどがラインナップされています。
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