Loulaleeの音がくすぐる懐かしさ

Review

文: DIGLE編集部  編:Kou Ishimaru 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はLoulaleeをご紹介します。

愛おしさを呼び戻す音

懐かしさとは、この世の様々なものに宿る。車窓から流れる景色、住宅街から流れる匂い、公園ではしゃぐ子どもたちの声。自分の経験や記憶と必ずしも一致するものではなくても、なぜか強くノスタルジーを呼び起こしてしまう「なにか」が、世界には存在する。
Loulalee(ルーラリー)が鳴らす音は、まさにそんな力を帯びている。

2023年6月東京にて活動開始、作曲〜レコーディング、MV制作など全てをセルフプロデュースで行う宅録インディーユニット・Loulalee。3月13日にリリースされた1st EP『WORLD CATCHBALL CLASSIC』には、インディーロック、ドリームポップ、シューゲイザーなど、多様なバンドサウンドへのリスペクトを感じる全6曲が収録された。

2人が作り上げる音には必ず、どこか寂しく透き通りながらも、それでいて暖かな色が滲んでいる。疾走感あるギターにはいつか戻れなくなる日々への愛惜が、あどけない歌声には無邪気さとセンチメンタルが浮かぶ。
この作品を聞いて、自らの懐かしい記憶、過ぎた毎日を愛おしく思わずにいられる人がいるのだろうか?……きっと、いないはずだ。

Loulalee

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