日高理樹が紡ぐ、没入感の高いサウンド

Review
BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回は日高理樹をご紹介します。

ドラマチックで心地よい時間を

LA出身、1991年生まれのギタリスト、日高理樹ニール・ヤングニック・ドレイクジェフ・バックリィなどをルーツに持ち、アシッドやローファイ、フォークといったジャンルを無邪気な感性で横断。自身のクリエイティブに飽き足らず、現代アーティストやファッションブランドへの楽曲提供を行うなど、国内外を問わず幅広い活動を展開してきた。

先日配信が開始された『Spine』は、2年前に録音された作品。夢と現実の狭間を揺蕩うような、幻想的なサウンドが印象的な1枚となっている。

シームレスに繋がれていく全7曲は、合わせて30分弱に及ぶボリューム感だが、決して長さを感じさせることはない。浮遊感のある音像に溺れたら最後、スルスルと時間は溶けていく。アンビエント的なインストゥルミュージックという建付けであるにも関わらず、小難しさを感じさせることなく程よい距離から日常に寄り添ってくれるのだ。

日高理樹

Riki Hidaka / felicity

SNSで記事をシェア

SNSフォローで
最新カルチャー情報をゲット!

閉じる