エネルギッシュなナンバーに光る、Kysoの個性

Review
BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はKysoをご紹介します。

ふたりの強みで魅せる

ボーカリストのニコラス・エドワーズとギタリストのAssHによるユニット、Kyso。もともとはSilver Kiddのメンバーとして一緒に活動していたふたりが、2024年10月のバンドの活動休止を経て、ユニットとして走り始めた。

先日配信が開始された「Circles」は、彼らにとって初のリリース作品。キックボクサーである寺山遼冴選手の入場曲にもなった、爽やかで疾走感のあるナンバーだ。

クリーンなサウンドで作り上げたトラックは、パワフルかつエモーショナル。ボーカルと呼応するようなギターリフになっており、メロディックに紡がれていくAssHの繊細なプレイを遺憾なく味わえる。また、英語で綴られたリリックはラップと歌唱を巧みに使いこなし、立体的に表現されていく。リズミカルなワードセンスや音の抑揚を殺さないボーカルスキルは、ニコラスの母国語が英語であることも大きく影響しているのであろう。ふたりの門出を飾る、エネルギッシュな1曲となった。

Kyso

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