キュレーション・プレイリスト『TuneCore Japan×DIGLE Now』毎週金曜日更新 kobasolo,由 -iu-など|8月1週目

Review
DIGLEと音楽配信代行サービス・TuneCore Japanがお届けするコラボレーション・プレイリスト『TuneCore Japan×DIGLE Now』。TuneCore Japanの「メディアネットワーク」を通じてピッチされた楽曲の中から、毎週5曲をピックアップしてレビューします。8月1週目のカバーはkobasolo。

今週の「TuneCore Japan×DIGLE Now」注目のアーティスト

kobasolo,由 -iu-「斑彩」

シンガーソングライターとして路上ライブでキャリアを始め、M!LK「何処へ」や阿部亮平(Snow Man)「いっそ、嫌いになれたら。」への楽曲提供といったプロデューサーとしての活動のほか、映像クリエイターとしてYouTubeチャンネルの登録者数が300万人(2025年現在)を超えるなど、マルチな才能で注目を集めるkobasoloが、新シングル「斑彩」をリリース。ボーカリストに由 -iu-を迎えた本作は、日々の小さな躓きを輝かせるミドルテンポのポップソングに。寝坊、忘れ物など、誰しもがしてしまうミスや、それによって抱いた自己嫌悪に対して《少しくらいはヨレてたっていい》と、爽快に歌う。Kobasoloによる風通しの良いアコースティックサウンドのトラックと、由 -iu-の透き通った歌声が、日々を照らしてくれる仕上がりとなっている。

THINGS「Prove it.」

ボーカリストである藤正裕太が、自身のバンドやサポートミュージシャンとして活動を続けていた浅見卓矢(Gt.)と、米バークリー音楽大学への留学から帰国した田島岳(Key.)を迎える形で結成し、のちに長良祐一(Dr.)が合流して今の体制となったレトロポップバンド・THINGSが、最新シングル「Prove it.」をリリース。久保田利伸にインスパイアされたという本作は、夏のファンクポップ・ラブソング。“自分”の色に染まっていく“君”と、君の色に染められた“自分”の両面を描く。ハードに踊れるグルーヴや、アカデミズムに裏打ちされたコード展開、ゴージャスなギターソロなど、聴きどころたくさんの一曲に。

The Bagpipes「煙突」

早稲田大学のサークルではっぴいえんどのコピーバンドを行ったことを機に結成された、ジャパニーズ・フォーク・ロック・バンド・The BagpipesJames Taylor(ジェームス・テイラー)や細野晴臣といった70年代の音楽に影響を受けたという彼らの最新シングル「煙突」は、まさにフォークやソフトロックのエッセンスが強く感じられる一曲に。アートワークや曲タイトルから見て取れる通り、曇り空と煙突の煙の流れを描く。無色な空の表現や、煙に人格が宿ったかのような描写が、どこか現実とは異なる世界を観測しているようで、シュルレアリスティックだ。

ノウルシ「ブルークオリア」

都内を拠点に活動しているオルタナティブポップバンド、ノウルシによる新曲「ブルークオリア」。クオリアとは“主観的な体験によって起こる個人の感覚”のことで、例えば自分の認識している青色の物体は、果たして他の人にも自分と同じ感覚で青色に見えているのだろうか、というようにしばしば哲学的問いがなされる概念。《同じ景色を見ていたはずの僕らすらすれ違う》と、この“クオリア”が一致しないことや、その孤独についてを、ドリーミィなインディポップチューンに乗せて歌った一曲となっている。

THE HARD TIMES「まどろみに抱かれて」

鈴木匠平(Vo.)、磐梯(Ba.)、成瀬光(Gt.)が今年始動した、70〜80年代のソウル、ニューミュージックにルーツを持つバンド・THE HARD TIMES。これまでInstagramやYouTubeで、大貫妙子「横顔」や小坂忠「しらけちまうぜ」などのカバー動画をアップロードしてきた彼らがついに1stシングル「まどろみに抱かれて」をリリース。恋に敗れた男を描いたという本作では、カバー動画の時点で魅力だった鈴木匠平の気怠げな声が、歌詞の背景にある“悲哀”をより立体的に映し出しているようだ。

毎週金曜日更新のプレイリスト『TuneCore Japan×DIGLE Now』

DIGLE MAGAZINEは他にも毎日プレイリストを紹介しています

「メディアネットワーク」についての記事はこちら

INFORMATION

インフォメーション画像

TuneCore Japan『メディアネットワーク』機能について

【応募対象】
・あらゆる音楽ジャンル、アーティストが応募可能です。
・レーベルの所属や年齢、性別、演奏スタイル、個人・グループ、ジャンル等は問いません。
・2025年7月23日以降に配信手続きが開始されたリリースに収録された楽曲であること

注:期間内に審査が完了し、配信手続きが開始したリリースが対象となります。
注:期間内に審査依頼のみ完了している場合などは対象外となりますので、余裕を持った応募をお願いいたします。

【注意事項】
・メディアへ共有するため、アーティスト情報(紹介文・アーティスト写真・SNS情報等)を最新のものに更新してください
・オリジナル曲のみ可。
・一度の応募では1曲のみ選択可能。再度別楽曲を応募することも可能です。

SNSで記事をシェア

SNSフォローで
最新カルチャー情報をゲット!

閉じる