betcover!!が目指す、BGMにできない音楽

Review

文: DIGLE編集部  編:Kou Ishimaru 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はbetcover!!をご紹介します。

引っ掛かりの残る作品を

ただひたすら“いい曲”を目指し、独創的な音楽を作り続けているbetcover!!。2016年の夏ごろに始まった、ヤナセジロウによるソロ・プロジェクトである。

「日常に馴染む音楽を作りたい」といったミュージシャンの発言はよく目にするが、彼の根幹にあるのは“BGMにできないような音楽を作りたい”という想いだ。生活の一部として消費されるのではなく、アートとして音や言葉で誰かの人生に引っ掛かりを残していく。そんな表現を彼は切望している。実際に彼の紡ぐリリックは詩的なものが多く、愛や友情とひたむきに向き合った作品が並んでいる。

先日配信が開始された『時間』は、彼にとって3rdアルバムとなる作品。ライブメンバーとほぼ一発録りで収録しており、ライブのようなヒリヒリとした生っぽさを感じてもらえるはず。気だるさの裏に潜む狂気に、ぜひ触れてほしい。

betcover!!

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