“アートバンド”として凛と立つ終日柄

Review

文: DIGLE編集部  編:Kou Ishimaru 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回は終日柄をご紹介します。

多面的に描き出すオリジナルの世界

近年のシューゲイザー/ドリームポップ再流行の中で、日本においても若いシューゲイズバンドが多く台頭している。終日柄『忘却と静寂』もその系譜に位置する作品だと言えるだろう。
甘やかな静けさと冷たい透明感に満ちた空気の中に、そっと溶けていく密やかな歌声。揺らぎSPOOLFor Tracy Hydeなどが好きなリスナーはきっと一聴で惹き込まれるはずだ。

そんな終日柄だが、メンバーは自分たちのことを“オルタナティブロックアートバンド”と表現している。
作詞作曲は当然のことながら、ジャケットデザインにトレイラーの撮影までセルフプロデュースで作り上げており、多面的にバンドの世界観を味わうことが出来る。

豊かな土壌にの上に立ちながら、あたらしい芸術を生み出していく気概を感じるミニアルバム。
音源のみならずMVやジャケット、ライブ写真等からも終日柄が描き出す景色を感じて欲しい。

終日柄

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