2022年3月|映画ライターが厳選する今月の配信作品 4選

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文: 安藤エヌ  編:Mao Oya 

エンタメに触れてリフレッシュ!Disney+、Netflix、Amazon Prime Video、U-NEXTの各動画配信サービスにて配信が開始される作品の中から、映画ライターおすすめの話題作をご紹介。『私ときどきレッサーパンダ』『ドクター・ドリトル』『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』『竜とそばかすの姫』の4作品をセレクト。

冷たい風がやみ、春の陽気を感じられるようになってきたこの頃。今月も主要配信サイトDisney+、Netflix、Amazon Prime Video、U-NEXT、それぞれで配信が開始された話題作4作品をご紹介。4月8日(金)に待望のシリーズ最新作が公開される『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』や、細田守監督作品で最も多い興行収入を記録し大ヒットした『竜とそばかすの姫』など、待望のエンタメ大作がお目見え。

Disney+ 映画『私ときどきレッサーパンダ』

まずはDisney+から。『トイ・ストーリー』『モンスターズ・インク』などの歴代人気シリーズを手がけ、近年でも『ソウルフル・ワールド』など意欲的な作品を発表してきたピクサー・アニメーション・スタジオによる長編アニメ『私ときどきレッサーパンダ』が3月11日(金)より独占配信される。

主人公は伝統を重んじる家庭に生まれた少女・メイ。親の期待に応えようと日々頑張るが、本当は大好きなアイドルや音楽に夢中になり、友達とはめを外して遊んだりしたい盛りの年ごろ。そんな彼女がある日突然レッサーパンダに変身してしまったことから起こる騒動や、なぜ姿が変わってしまったのかを解き明かす秘密が描かれる。

監督は、ピクサーの短編『Bao』を手がけ、アジア系女性で初めてアカデミー短編アニメーション賞を受賞したドミー・シー。アジア系の出自ともあり、ピクサー作品に散見される奥深いテーマや社会的なメッセージが込められている可能性が高く、大人も子どもも楽しめる作品としての期待が高まる。

Netflix 映画『ドクター・ドリトル

Netflixでは、『アイアンマン』シリーズでおなじみのロバート・ダウニー・Jr.主演、動物たちに息を吹き込む声の出演にエマ・トンプソン、ラミ・マレック、トム・ホランドら豪華俳優陣が並んだ『ドクター・ドリトル』が3月20日(日)より配信。

原作は100年以上にわたり世界中で愛読されているヒュー・ロフティングの児童文学作品『ドリトル先生』シリーズ。過去にはエディ・マーフィ主演版などで映画化された本作を新たに制作したのは、『トラフィック』でアカデミー脚色賞を受賞したスティーブン・ギャガン監督。冒険心に溢れたタッチで現代に新たなDr.ドリトルを誕生させた。

名医ではあるが変わり者で動物と話せるDr.ドリトルを、人間味ある演技に定評のあるロバート・ダウニー・Jr.が好演しているのが見どころ。他にも個性豊かな動物たちのボイスキャストに錚々(そうそう)たるセレブリティなメンバーが配されているのも見逃せない。頑固なオウム、臆病なゴリラなどそれぞれに性格の異なるキャラクターたちを演じる彼らの演技力にも注目し、エキサイティングなストーリーに心躍る時間を過ごしてもらえたらと思う。

Amazon Prime Video 映画 『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』

Amazon Prime Videoでは、4月8日(金)に最新作『ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密』が公開される”ファンタビ”シリーズの第1作目『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』が配信中。

舞台は『ハリー・ポッター』シリーズより約70年前のニューヨーク。未知の幻獣を求めて世界中を周り、NYを訪れた魔法動物学者のニュート・スキャマンダー。ノー・マジ(魔法を使えない人間)のジェイコブ・コワルスキーとひょんなことで出会い、トランクに詰め込んでいた魔法生物たちが逃げ出してしまうハプニングに見舞われる。逃げ出した魔法動物を捕まえるため、魔法使いのティナ&クイニー姉妹が加わり、4人は街を奔走する。はたして魔法動物たちを無事捕まえることができるのか、そして影に潜む魔法界を脅かす存在の正体とはーー

最新作を観るための復習として鑑賞するも良し、新たにウィザーディングワールドへ足を踏み入れるも良し。『ハリー・ポッター』とはまた違う大人の世界で繰り広げられる、ドラマチックな魔法にかかってみてはいかがだろうか。

『ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅』は3月1日(火)よりAmazon Prime Videoにて絶賛配信中。

U-NEXT 映画『竜とそばかすの姫』

最後にU-NEXTからは、劇団四季でミュージカルが上演予定の『バケモノの子』や夏の風物詩となった『サマーウォーズ』など、ヒット作を多く手がける細田守監督の最新作『竜とそばかすの姫』が3月2日(水)より配信開始。

超巨大インターネット空間の仮想世界を舞台に、主人公であるすずの成長を描いた本作。仮想世界「U(ユー)」ですずのアバターであるベルとともに1人2役を演じたのは、シンガーソングライターとして活動する中村佳穂。高い技術を誇る歌唱力と繊細な演技で、存在感あるパフォーマンスを見せている。

テーマソングである「U」はアバンギャルドかつ独創的な音楽で国内外問わず評価を博しているmillennium paradeが本作のために書き下ろした楽曲で、耳に残るメロディとまるで観客の心を奮い立たせるような歌声が堂々たる印象を抱かせる。

映像やストーリーだけでなく、音楽という面でも新たな世界を見せてくれる『竜とそばかすの姫』。鑑賞する際にはぜひハイクオリティな音響を揃えて、世界観に没頭してもらいたい。

これから新生活が始まるというタイミングで、忙しなさの予感を感じる人も多いはず。そんな時にこそ心から楽しめるエンタメに触れてリフレッシュし、春を迎える準備をしてみてはいかがだろうか。

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