文: Kou Ishimaru 編:Kou Ishimaru
歌謡曲風な懐かしさのあるメロディと現代的なサウンドを組み合わせた"OSAKA REVIVAL POP"を標榜し、2017年より活動する4人組バンドDeNeelが新曲「煙」を配信。独自のスタイルを模索し続け、4月20日(水)には全国流通盤2ndミニアルバム『SYMBOL』をリリースする彼ら。そのミニアルバムから先行シングルカットとしてドロップされた今作は、キーの低いコーラスセクションからキャッチーなバースセクションにかけての抑揚が歌の旨みを存分に引き出し、哀愁感や色気が前面に出た1曲となっています。既存の人気曲「DOLL」や「百鬼夜行」と同様、ヘヴィなビートの中毒性も抜群。
シンガーソングライター、Misato Onoがリリースした新シングル「sayonara」。元CIRRRCLEのメンバーでSIRUPや春野などの楽曲も手掛けるビートメイカー・A.G.Oがプロデュースに参加しています。軽快なギターリフと耳馴染みの良いビート、連呼される「sayonara」によるセンチメンタルな空気感が、出会いや別れの多いこの季節にぴったり。英詞中心のところバースで日本語に切り替わり、爽やかに歌われる「sayonara」というリリックが強烈なフックとなっています。
4つ打ち/トラップ以降のMIDIビートに、ブルースハープやギターによるブルース/ロックを取り込んだオリジナルなサウンドで話題を呼んでいるMOMIJIとKAHORIからなる2人組ユニット、Wang Dang Doodlefが新曲「DRAG」をリリース。これまでも“8bitサウンド×ロックンロール”や“トラップ×サイケデリックロック”など大胆にジャンルを横断してきた彼女ら。最新作はEDMライクなビルドアップやボイスシンセ、タッピング・オープンチューニングで奏でたギターリフのようなフレーズが印象的な一曲に仕上がっています。underscores周辺のギター・ハイパーポップのアプローチを彷彿とさせ、古きロックを引用するのみならず現行アメリカの音楽との同時代性を強く感じさせる新機軸の楽曲です。
東京を拠点に活動するオルタナティブロックバンド・momostolenが記念すべき1作目のシングル「夢」をリリース。タイトル通り、まさに“夢”の中にいるかのような深いリバーヴの音像を轟音で鳴らす、ドリームポップ/シューゲイザーチューン。The Jesus and Mary ChainやRideはもちろん、日本語詞での歌唱はきのこ帝国や羊文学らも彷彿とさせる1曲に仕上がっています。社会の周縁から個の存在をアピールするような様が、今後共感の渦を広げていくことを予感させます。
2020年の結成以降、Robert GlasperやD’angeloからの影響を元にR&B/JAZZ楽曲をリリースしてきた音楽集団・Nezumi Cooが新曲「Record Love」をリリース。キャリアで初めてSpotifyの公式プレイリスト『Modern Jazz Japan』にセレクトされ、再生数2万回を突破するなど各所で話題を呼んでいます。響きの豊かなコード感とドスの効いたベース、心地よい音色のビートによって自然と体が揺れてしまう本格的なR&Bチューンです。
その他、注目のリリースにはJADHU、RAq、Alismoothなどがラインナップされています。
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