ブルースを再構築していくWang Dang Doodle

Review

文: DIGLE編集部 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はWang Dang Doodleをご紹介します。

パワフルに音楽と向き合って

ボーカル/ブルースハープのMOMIJIと、ギター/マニピュレーターのKAHORIからなる「NEO BLUES」2人組ユニット、Wang Dang Doodle。2人が華やかで変幻自在な打ち込みサウンドで鳴らすポップ・ミュージックの根底には、常に「ブルース」という音楽ジャンルとカルチャーへの愛が満ちているところに、唯一無二の圧倒的な個性がある。

ブルース・セッションの中で出会った二人が、FUJI ROCK FESTIVAL2018にも出演を果たした“Mr.MOMIJI BAND”を母体に2019年結成したこのユニット。バンド名の由来もブルースの曲名からであり、ポップミュージックを通してその魅力や楽しさを伝えていくことを使命に邁進し続けている。
ブルージーでパワフルなMOMIJIの歌声はもちろん、サウンドの組み立て方にもブルースの影響・要素をたっぷり含んだWang Dang Doodleの音楽は、ブルースファンもその何たるかを知らない人も巻き込んでしまうエネルギーが溢れている。

2023年最初のリリースとなる『Cherry on Top』は、強気に振る舞いつつも揺れるいじらしい恋心を描き出すキュートな1曲だ。思わず浮つく春の空気にもぴったりなこの楽曲から、Wang Dang Doodleの音楽愛とエネルギーを存分に感じてほしい。

Wang Dang Doodle

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