文: DIGLE編集部 編:Kou Ishimaru
岐阜県出身、2020年より東京を拠点に活動しているシンガーソングライター、KeeP(ケープ)が、5月27日に9曲入りの最新EP『PeaceFul』をリリース。その収録曲「気分予報」は、ギターのカッティング/リード、スナップ、808による歯切れの良いビートを主軸にした、軽やかなポップチューン。《なにそんなクヨクヨしてるの?》と、前を向く気持ちに寄り添って歌う。背中を押してくれる言葉の数々と、ビートのスキップ感と相まって、心が温まる。
2019年3月、坂口呼吸(Vo. / Gt.)中心に、シヲミ(Ba.)、ヨッピー(Gt. / Cho.)の3人で結成されたロックバンド・あすなろ白昼夢。5月27日には12曲入りの最新アルバム『魔法少女図鑑』をリリース。ギターのフィードバックやピックスクラッチで幕を開ける収録曲「Helter Skelter」は、トリッキーなリードギター、疾走感のあるリズム隊、音域を大きく行き来するメロディが印象的な一曲。《大人になるの もう2度と 会いたいなんて私からもう言わないから》《私歪んでるバグってる何が可笑しい?》と、理不尽な扱いを受けた側の感情が爆発する様が、繊細かつ激情的に描写されている。
2023年に始動。ネットカルチャーを起点に、哲学的なテーマとポップミュージックを融合させる、東京拠点のアーティスト・GeTO。1月にリリースされた「充Den中」は、ドラムンベースやジャージークラブのビート、ラテンのニュアンスも感じるギターのバッキングを用いた、ガチャポップ的な一曲。現代における"停止状態"を、単なる停滞ではなく「充電」と捉え直す発想の逆転が魅力。《今日は何もついてない 脳内混戦状態 充電してる余裕も時間もない》と、情報に溢れる社会に生きる私たちの混乱が描かれている。
沖縄の地でHIPHOP / R&Bに影響を受けて2020年から音楽活動を行っているkeigo。今年3月に約1ヶ月間ジャマイカに滞在し、盟友・theluuのプロデュースのもと、3rd EP『Rich Heart』を制作。その1曲目でタイトルトラック「Rich Heart」は、ベッドルームポップ以降のコードや音像感と、オーセンティックなレゲエマナーを守った一曲。心地よいFXやシンバルの音が、海や風などの自然を彷彿とさせる。ジャマイカ滞在で感じた葛藤や気づきが生かされた《人は形あるものばかり追い求め 数字 見た目で人を図り続け 隣の芝青く見えるillusion 比べるたび遠ざかるfreedom》という一節は、フレッシュなサウンドが言葉に説得力を与えている。
2018年に結成。2024年より新たな4人編成で活動している、新潟出身のロックバンドTHE KING OF ROOKIE。3曲入りの最新作『ハローヘイボン』を6月3日にリリース。その1曲目「平凡」は、Ramones(ラモーンズ)「Blitzkrieg Bop」の《Hey ho, let's go》の掛け声のオマージュで、《平凡(Hey!Bone!)ですよ》と繰り返して始まる一曲。歯切れの良いリズム隊のシンコペーションや、ベースとギターのユニゾンが躍動する。平凡であることを称賛する《ありのままでありのままで》《ロマンチックに踊れよ平凡》のフックで、つい体がノってしまう。
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