文: Kou Ishimaru
電子音楽界のトリックスターSerphがシングル「Citrus」のボーカルバージョンを、ボーカリスト公募で制作するプロジェクトを実施。応募作品の中から優秀作品をひとつにまとめたコラボレーションEP『Singing Fruits』を配信リリースした。
優秀作品に選ばれたのは、ずん、lasah、akariの3名。Serphの幻想風景に立つ3人のボーカリストがそれぞれ、歌唱に加え、歌詞も手掛けており、微細な電子音が彩るカラフルで切ない景色の中を3つのストーリーが躍動する。
背景作家としてのSerphの力を120%引き出した、歌物ポップエレクトロニカの最前線を是非聴いてほしい。
音楽愛が溢れ出しオーバードライブしている、情熱に溢れた歌い手さんたちに感謝です!
失われた景色と記憶が鮮やかに蘇り再構築されるフューチャーノスタルジアの決定版です。エレクトロニック・オルタナティブ・ポップとして燦然と輝く稀有なクオリティーの三つの物語を聴いてみて下さい。
この度は、素敵な企画を開催して頂き、本当にありがとうございました。
歌入れと歌詞付けに4週間くらい悩み、もう諦めようと5回は思いましたが、「Citrus」から「飲み干した月」というフレーズがぽっと出てから、一気に走り出しました。すごく難しく、とっても楽しかったです。素敵な時間と経験を得られました。
そして、以前から大好きなSerphさんと、ご一緒出来ることになるなんて…ご連絡頂いた時は、うれしさとよろこびとド緊張で卒倒するかと思いました。2014年1月のリキッドルームの後方で震えながら聞いていた自分に、このことを教えてあげたいです。多分、泡吹いて卒倒します。
1枚で3度美味しいSerphさんの素敵な楽曲たちを、たくさんの方に聴いて頂けたらうれしいです。
十年ほど前に、カフェで流れていた曲がどうしても気になって、店員さんに勇気を出して「今掛かっている曲って何ですか?」と生まれて初めて訊いたのが、Serphさんの曲("feather")でした。その曲をきっかけにSerphさんの大ファンになり、十年越しでこういった形でコラボレートさせていただくことができて、とても嬉しいです。三者三様の、違った表情の"Citrus"をお楽しみいただけたら幸いです。
今回、Singing Fruits Projectに参加させていただきましたakariです。
「Citrus」を初めて聴いたとき、万華鏡のように表情がコロコロと変わる曲の展開にまるで魔法にかかったような気持ちになりました。そのときの感情やときめきを元に歌詞とボーカルをつけることができたこと、そして優秀作品の一つとして選んでいただけたことがとても光栄に思います。
INFORMATION
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Singing Fruits
アーティスト名:Serph
EPタイトル:Singing Fruits
リリース日:2020年7月1日
リリース形態:DL販売/ストリーミング
レーベル:noble[Track List]
1. Citrus (feat. ずん)
2. Citrus (feat. lasah)
3. Citrus (feat. akari)■各配信サイトリンク
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