弾き語りで培った、AATAのリリックセンス

Review

文: BIG UP! 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はAATAをご紹介します。

耳心地のいい言葉を

ディスクユニオン主催「DIVE INTO MUSIC.オーディション」でグランプリを受賞し、“ネオ・シティポップの新たな歌姫”とも称されるAATA。2019年9月に“あーた”から改名し、彼女は新たな自分として駆け出し始めた。

“ネオ・シティポップの新たな歌姫”と聞くと、シティポップやEDMで育ってきたシンガーを想像するかもしれないが、彼女のルーツは弾き語りにある。幼少期、家にあったクラシックギターを触り始めたのをきっかけに、高校ではピアノを弾く友人とデュオを結成。その後はソロやバンドなど形態を変えつつも、自分の中心を射抜く音楽をリアルタイムで表現してきた。
そんなAATAの魅力は、耳心地のいい音優先で作られたリリックだ。曲を作るとき、言葉とリズム、メロディーが一緒に出てくるというだけあって、旋律に見合った響きの歌詞がしっかりと音に乗っている。歌詞の意味としても成り立っているが、楽器構成の一部にもなりえるような音のハメ方をしているのだ。

先日配信が開始された「行き止まりの夜に (Shogo Takahashi Remix)」は、3週連続リリースの第1弾シングル。ファンからも人気の強い楽曲がShogo Takahashiの手により、エレクトロポップスに生まれ変わった意欲作だ。煌めくサウンドにマッチする綺麗な言葉の響きを楽しんで欲しい。

こんなアーティストが好きな人におすすめ

・木村カエラ
・竹内アンナ
・泉まくら

AATA

提供:BIG UP!zine

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