ライブハウスシーンで話題のバンド・Billyrrom。6人の多彩なルーツを繋ぐ町田バイブス

Interview
6人組バンド「Billyrrom」(ビリーロム)が、2023年5月17日に最新楽曲「Time is Over」を配信リリースした。2022年12月の初ワンマンと2023年2月の追加公演を立て続けにソールドアウトさせ、勢いが加速している彼ら。今回のインタビューでは最新作を通した彼らの現在地と、今後の展望について伺った。

Billyrrom(ビリーロム)という6人組の音楽集団が、東京のライブハウスシーンで注目を集めている。ファンクやソウルを土台とした多種多様なバンドサウンドや、フロアを盛り立てるライブパフォーマンスーーその実力は、結成からわずか2年で渋谷WWWにて行われた初ワンマンライブを完売させたことからも明らかである。さらに彼らは、2023年2月に渋谷WWW Xにて追加公演を実施し、こちらもソールドアウトを達成。現在はあらゆる都市のイベントにも招待されるなど、Billyrromの人気は全国各地に波及し始めている。

その勢いに比して驚かされるのが、バンドの成り立ちだ。Billyrromは音楽経験の豊富なメンバーが集まったわけではなく、東京都町田市という同郷の仲間によって結成された。中には結成を機に楽器を始めたというメンバーも。また、ルーツや触れてきた音楽もそれぞれ異なっている。しかし、音楽体験が異なるからこそ作り出せる多彩なサウンド、もともとは友達同士という関係だからこそ生み出せるグルーヴがある。

今回のインタビューでは、6人全員にインタビューを敢行。過去に衝撃を受けた音楽体験から、ワンマンライブ成功や新曲「Time is Over」リリースを控えた現在地、そして5年後の東京ドーム公演という将来のことまで、彼らの足跡を辿る。

衝撃を受けた音楽体験とカルチャー味を帯びる町田

ー人生で最も衝撃を受けた音楽体験はなんですか?

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Shunsuke(Dr):

Bruno Marsブルーノ・マーズ)の『24K Magic』(2018年)ですね。家族とMステでBruno Marsを見た時にヤバ!と思って。それから父さんが買ってきたアルバムをiPod touchで死ぬほど聴いて、ブラックミュージックにどっぷりハマっていきました。
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Taiseiwatabiki(Ba):

自分はエクスペリメンタルな音楽が好きで、そのきっかけになったのがGodspeed You! Black Emperorゴッドスピード・ユー!ブラック・エンペラー)の「Moya」という曲です。歌詞がないのに感情が伝わってきて、音楽の熱い部分を音源でも感じました。彼らの政治的なことに関して直接意思表示をする姿勢も好きです。
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Mol(Vo):

Bee Geesビー・ジーズ)やEarth, Wind & Fireアース・ウインド & ファイアー)、Eurythmicsユーリズミックス)やFleetwood Macフリートウッド・マック)など、幼い頃から家で色んな年代のポップスが流れていたんですけど。音楽にのめり込むきっかけになったのは、小学校の4年生の時に観たMichael Jacksonマイケル・ジャクソン)の追悼番組です。ライブ映像やMVが矢継ぎ早に流れていくのを観て、こんなにカッコいい人間がいるのかと思いました。『THIS IS IT』の映画は100回くらい見ています。
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Leno(Key, Syn):

僕は中二くらいまでメタルキッズだったんですけど、当時音楽好きの従兄弟にTHEE MICHELLE GUN ELEPHANTとかKraftwerkクラフトワーク)を勧められて。その時貸してもらったCDがRadioheadレディオヘッド)の『The King of Limbs』(2011年)だったんですよね。初めて聴いた時は暗いし変なリズムだし気持ち悪!と思ったんですけど…。電子音楽を聴くようになって印象が変わって、今では一番好きなアルバムです。ポストダブステップをバンドでやろうとしたというのが僕なりの解釈で、そういう耳で聴いたらめちゃくちゃ面白い音楽だと思います。

ーRinさんはどうですか?

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Rin(Gt):

東京ディズニーランドに「魅惑のチキルーム」というショーがあるんですけど、僕が衝撃を受けたのはそれですね。
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Mol(Vo):

そうなの(笑)?
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Rin(Gt):

鳥が上でめっちゃ歌っているんですけど、あれって今考えたらスウィングジャズなんですよ。ラスベガスのパフォーマーの鳥たちが、東京に来るという設定で。それを小さい時に観て、俺もパフォーマンスをしたい、この鳥の一員になりたいって思いました。
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Yuta Hara(DJ, VJ):

僕はSuchmosとかJamiroquaiジャミロクワイ)かな。Suchmosはいわゆるグルーヴ系の音楽を日本に広めた人たちだと思うんですけど、中でも彼らは映像監督や同世代のクリエイターと一緒にシーンを作っていくアーティストで、そこに衝撃を受けました。SuchmosのDJの方も新しい可能性を作った人だと思いますし、僕もそことは違うところで新しい軸を作れたらいいなって思います。

ー皆さんは地元が同じなんですよね?

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Taiseiwatabiki(Ba):

そうです。僕とShunsukeとRinの3人は中学から一緒です。
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Shunsuke(Dr):

友達を選ぶとか、そういう段階じゃない時から知ってますね。
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Taiseiwatabiki(Ba):

気づいたら仲良い、みたいな。
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Yuta Hara(DJ, VJ):

僕とLenoは小・中が一緒です。
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Mol(Vo):

共通しているのは、みんな初対面の時から何故か居心地がいいんですよね。バンドにはLenoが最後に入ったんですけど、加入する前に僕らのライブを観に来てくれて。その時ちょろっと話した後で、Rinが「あいつはこっち側だ」って言ってて(笑)。
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Rin(Gt):

こいつ(Yuta Hara)が連れてきたんで。居心地がいいやつが連れてくる友達は、絶対居心地がいいんですよね。

ーLenoさんもすぐ馴染んだんですね。

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Leno(Key, Syn):

いや、俺はその日はそんなだったんですけど……(笑)。
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Rin(Gt):

馴れ馴れしいと思ったみたいです。
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Shunsuke(Dr):

(笑)。
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Leno(Key, Syn):

でも、入ってみたらこんなに居心地がいいんだなって。町田バイブスがありますね。
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Mol(Vo):

入って数ヶ月後くらいに、「ここが俺の居場所だ」って言われました(笑)。
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Taiseiwatabiki(Ba):

熱い男だ。

ー町田の街で、音楽が育っている実感はありますか?

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Mol(Vo):

いや、音楽が盛り上がっている印象はあんまりないよね?
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Rin(Gt):

うん。でも、場所的には下北沢が近くて、神奈川の海沿いもそんなに遠くないから、いろんな音楽性の人たちが通る場所なのかなって思う。
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Yuta Hara(DJ, VJ):

ただ、街はだんだん変わってきていると思う。来る人も変わりつつあるし、下北っぽい古着屋ができたりさ。
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Taiseiwatabiki(Ba):

あ、確かにそれはある。
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Mol(Vo):

町田のスタジオで練習してるアーティストも結構いるよね。だからカルチャー味は出てきているのかもしれない。原宿、高円寺辺りの雰囲気がだんだん漂い始めている感じはあります。

ー結成は2020年ですが、最初はリモートで制作を始めたんでしょうか?

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Mol(Vo):

そうですね。デモを作って共有するみたいな。最初は本当に音楽のいろはもわからないまま、とりあえずiPhoneのGarageBandでテキトーに打ち込んだり、ギターを弾いたりしながら作っていきました。

ー初ライブをした時のことは覚えていますか?

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Mol(Vo):

できれば話したくないくらい黒歴史ですね。
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Rin(Gt):

終わった直後は良かったんじゃね?と思ったんですけど、今聴いてみたら最悪で。
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Mol(Vo):

音楽じゃないです、あれは。
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Taiseiwatabiki(Ba):

Shunsukeと俺とMolとRinの4人になってすぐの頃で、ドラムも始めたばかりでした。

ー6人になってからの初ライブはいつ頃ですか?

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Yuta Hara(DJ, VJ):

渋谷LUSHじゃない?
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Mol(Vo):

そうだ。Shunsukeの誕生日の時じゃん。
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Rin(Gt):

一昨年(2021年)だね。

ーその時HaraさんはVJとして入っていたんですよね?

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Yuta Hara(DJ, VJ):

そうですね。今はDJをやっているんですけど、その時は映像表現をしていました。Billyrromの5人にはどういう映像が合うのか、ブレイクの時にどう映像を切り替えたらいいのか、そういう視覚的な部分での挑戦を考えていて。ただ、最近は全然やっていないです。

ー何故?

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Yuta Hara(DJ, VJ):

Billyrromが照明が似合うバンドになってきたのが大きいですね。始めたての頃はクールな印象があって、それで映像表現が合うと思ったんですけど。最近はライブが熱いというか、静かに燃えている感覚があって。自分も音を出したくなってきて、今はMPCとDJをやっています。

ーバンドとしてバチっとハマった瞬間を、実感したタイミングはありましたか?

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Rin(Gt):

難しいですね。まずはこの6人になった段階で「バンドになったな」って思ったんですけど、その後にライブを重ねていく内に、「あ、これがバンドか」って思うことが増えて。ちょうどこの前西日本へ軽いツアーに出たんですけど、そこでもまたそう実感することがあったので、自分達の中でだんだんステップアップしていくのかなって思います。

ー逆に言うと、それを確認できる場所がライブ?

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Mol(Vo):

そうですね。ライブだったり、飲み会だったり(笑)。
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Taiseiwatabiki(Ba):

間違いない(笑)。

ー地元の仲間と結成したということもありますし、楽器の上手い下手でメンバーを選んだわけでもない。いわば人間的にグルーヴが合う人同士が集まった、ヤーマンの精神があるバンドなのかなと。

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Mol(Vo):

一言で言うとそうです(笑)。
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Leno(Key, Syn):

Billyrromはヤーマンバンド(笑)。

Billyrromの音楽は衝撃を与えるものでありたい

ーBillyrromの楽曲は、フロア映えするようなダンサブルなサウンドが印象的です。

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Mol(Vo):

踊らせたいっていう意識はみんなありますね。
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Rin(Gt):

結成してからは右も左もわからないままとにかくライブをやってきたので、どういうパフォーマンスをしたらお客さんが盛り上がるかを自然と考えるようになって。その気持ちが今でも根底にあると思います。
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Mol(Vo):

それは目に見える踊りじゃなくてもいいんです。たとえばライブを見て細胞が燃えるとか、そういうのもある種の“踊る”だと思うんですよ。僕らの音楽もそういう意味で衝撃を与えるものでありたいっていうのはずっとありますね。

ー作詞はMolさんですか?

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Mol(Vo):

僕とRinがやっています。割とデモの原案を出したほうが書くことが多いですね。たとえば「Babel」や「Danceless Island」は僕がメロディをつけているんですけど、デモを持ってきたのはRinなので、歌詞は彼が書いています。サウンドに込めている思いがあるので、そこも説明してもらって共通認識を持った上でステージで歌っています。

ー「Danceless Island」は発表されている曲の中ではメッセージ性が強く出ている楽曲だと思います。

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Rin(Gt):

コロナ禍が若干緩和され始めた時に作った曲ですね。ここ数年って、不自由な世界だったじゃないですか。僕らは不自由な状況で結成して、ライブをして、でも声出しは禁止で。そういう不自由だからこそ自由にフィーチャーした曲を書こうとした時に、何が一番自由かと言ったら、やっぱり心や身体を踊らせることなんですよね。踊れない状況をこの曲で踊ってほしいというメッセージが、凄く出た曲になったと思います。
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Mol(Vo):

だからこそ一番ポップだしね。

ープロフィールに載っている影響源には、ジョージ・オーウェルの名前もありますね。リリースされているジャケット写真や音源にも、どことなくSF風味を感じます。

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Leno(Key, Syn):

SFが好きなのは僕ですね。
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Mol(Vo):

俺も好き。
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Leno(Key, Syn):

ジャケットも意図しているわけではないんですけど、頼んでいる人は結構SF脳の人が多くて。仲良くなる人はみんなSFとかオカルトとかの話が好きです。
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Taiseiwatabiki(Ba):

打ち合わせの時もバンドのことが何も決まっていないのに、宇宙の話をしているんですよ。
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Mol(Vo):

ミステリアスなものが好きなんだと思います。共通してカッコいいと思えるものが近いよね。
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Leno(Key, Syn):

音楽が好きな人は頭がイカれているから。やっぱりサイケとかSF的なところに惹かれるんじゃないですかね。
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Yuta Hara(DJ, VJ):

色味とかもさ、なんとなくこの曲にはこの色っていうのがない?
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Mol(Vo):

あるある。俺らって曲に色をつけているんだよね。
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Rin(Gt):

想像するのが好き。だからこういう音楽をやっているんだと思う。
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Mol(Vo):

そう!

ーお客さんも着実についてきていますね。2022年の12月には、早くも渋谷WWWでのワンマンライブを行っています。

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Rin(Gt):

緊張しましたね。ワンマンライブの雰囲気がどんなものかも知らなかったですし。でも、めちゃくちゃ楽しかったです。お客さんが自分達に何を求めているかわかったライブでした。
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Mol(Vo):

やっぱり踊りにきているんですよね。

ーつまり、楽曲でコミュニケーションが取れているという。

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Mol(Vo):

まさしく。
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Leno(Key, Syn):

歓声もすごかったね。

ーちなみに、2021年の2月には渋谷WWW Xでのワンマン追加公演も行っていますね。

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Yuta Hara(DJ, VJ):

1回目と2回目では、全然違ったと思う。
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Leno(Key, Syn):

とりあえず1回目はワンマンということだけを念頭に置いてやっていたんですけど、2回目はセットリストをセクションごとに考えて、「ここではお客さんをびっくりさせよう」、「ここは聴かせにいこう」、そして「最後はぶち上げて踊らせよう」とか、そういうところも意識して構築できました。
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Mol(Vo):

泣いてくれている人もいましたし、めっちゃ笑ってくれている人もいましたし、それは成功体験として自信に繋がりました。僕らも純粋に楽しめていたと思います。

5年後の東京ドームから逆算して目標を考える

ー新曲の「Time is Over」は、これまでリリースされている楽曲と比べて音色が柔らかいですね。

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Leno(Key, Syn):

僕が核となるピアノのフレージングをつけて、みんなに肉付けしてもらいました。この時は昔のハウスをめっちゃ聴いていて、これやっちゃおう!っていうところから作っていった曲です。
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Mol(Vo):

そこからハウス味は薄れていったけど、バンドサウンドに落とし込んだ時にも80’sっぽい雰囲気はそのまま活かされていますね。

ー演奏で意識したことはありますか?

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Taiseiwatabiki(Ba):

リズムはハネ。
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Shunsuke(Dr):

そうだね。あと、ハウスというテーマでLenoが持ってきたので、生ドラムと打ち込みの中間みたいなところを目指しました。

ー上モノの皆さんは?

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Rin(Gt):

今までとは違う要素を出したいと思い、この楽曲に合うポップなフレーズを入れました。あとは竿(ギター)も変えていて、今回のレコーディングではセミアコを使っています。今までの鋭い感じのサウンドとは違う音にはなったかなと思います。
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Yuta Hara(DJ, VJ):

僕は味付け的なポジションでしたね。5人の音で基盤ができていたので、そこにどんなサウンドが入ったら完成度が上がるかを意識しました。声ネタをイントロ部分に入れることで曲の始まりを印象付けたり、終わりにかけてコーラス的な音を入れたりしています。

ーちなみに当初のイメージにあった昔のハウスというのは、たとえばJesse Saundersジェシー・サンダース)やMr. Fingersミスター・フィンガーズ)、あるいはFrankie Knucklesフランキー・ナックルズ)などですか?

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Leno(Key, Syn):

そうです、本当にその辺の音楽です。あとはGlenn Undergroundグレン・アンダーグラウンド)とか、ちょっと遅めの人も含めてシカゴハウスをとにかく聴いていました。

ーそのイメージから出発して、出来上がりはこういう曲になるんですね。

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Leno(Key, Syn):

僕も予想外です(笑)。今回はレコーディングの方法を変えて、みんなが弾いてきたものを後から現場でダビングしようって話になったんですけど、時間の都合で僕がその日現場にいることができなかったんですよね。それで録り終わったものを後から聴いたんですけど、あれ? 違うなっていう(笑)。そもそもハウスはスウィングの感じがないから、ハネ感っていうのも…。
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Taiseiwatabiki(Ba):

(笑)。
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Leno(Key, Syn):

でも、「Time is Over」ではそれが味になっているんですよね。
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Mol(Vo):

俺が口酸っぱくハネさせろって言ったからですね(笑)。

ーそっちのほうが気持ちよく歌えるから?

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Mol(Vo):

そうですね。僕は歌先行で考えていました。デモについていたメロディもあったんですけど、ハネている愉快な感じが凄く合うなと思って今の形になっています。

ー最後に今後の活動で、今抱いていることはありますか?

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Leno(Key, Syn):

バイトをやめたいね。
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Taiseiwatabiki(Ba):

(笑)。
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Rin(Gt):

リアルだなあ。
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Leno(Key, Syn):

マネージャー曰く、Zeppのツアーができるくらいになれば、バイトをしなくていいらしいです。
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Mol(Vo):

それをいかに早く実現させるかですね。
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Taiseiwatabiki(Ba):

僕らは5年後に東京ドームっていう目標があるので、そこから逆算して考えています。なので今年は1000人キャパ、来年は。
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Rin(Gt):

3000。
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Taiseiwatabiki(Ba):

そして3年後に日本武道館、4年後にアリーナ、5年後に東京ドーム。
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Rin(Gt):

6年後に日産スタジアム。
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Taiseiwatabiki(Ba):

7年後にコーチェラ(Coachella Valley Music and Arts Festival)。そしてグラミー賞で終わり。
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Mol(Vo):

終わり? 解散ですか(笑)?

ーそれはポップスターへの憧れですか?

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Taiseiwatabiki(Ba):

最近それはあるよね?
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Rin(Gt):

最初に言ったルーツもさ、Bruno MarsとかMichael Jacksonとか。
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Mol(Vo):

みんなスターだもんね。ディズニーランドとか(笑)。
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Rin(Gt):

シンプルにデカいところでやるのがカッコいいという意識はありますね。
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Taiseiwatabiki(Ba):

この前King Gnuの東京ドーム公演を観たんですけど、5万人の観衆の前で4人の人間がライブをしているというのがカッコよすぎて。登場から泣きそうになりました。あの瞬間ゾワーってなるじゃないですか、あれをやりたいんですよね。
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Mol(Vo):

そう、俺たちがやりたいのはあれ。

ーそのためにも制作は大事ですね。

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Mol(Vo):

2週間後に千葉の房総半島に作曲合宿に行くんですけど、現状リリースされている曲はキックが四分で入っている曲が多いので、違ったアプローチの曲が欲しいと思っています。メロウでゆったりした感じの曲もやりたいですし、楽曲の幅を広げたいです。
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Taiseiwatabiki(Ba):

あと、今まではグルーヴィなサウンドが多かったんですけど、それを裏切るようなある種グルーヴがない音楽だったり、ロックもやってみたいですね。全員のルーツが違うところも強みだと思うので、そこを全面に出していきたいです。

RELEASE INFORMATION

New Single
「Time is Over」
2023年5月17日(水)リリース
Label:SPYGLASS AGENT
Distribution:NexTone Inc.

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Billyrrom(ビリーロム)

東京都町田市出身のメンバーによって2020年に結成した6人組音楽集団。
メンバーは写真右から、Leno(Key,Syn)、Shunsuke(Dr)、Rin(Gt)、Mol(Vo)、Taiseiwatabiki(Ba)、Yuta Hara(DJ, VJ)。

SOUL、FUNK、ROCKなど幅広いルーツを持つメンバーによって、次世代ポップミュージックを創出する。2022年には3ヶ月連続シングルリリースを行い、同年12月には渋谷 WWWにて初のワンマンライブを開催しソールドアウト。2023年2月、渋谷 WWWXにて行われた追加公演もソールドアウトを果たした。また、2023年2月に発表した「Solotrip」のミュージックビデオは再生回数50万回再生を突破(2023年4月時点)。そのほかフェスやイベントへの出演も決まるなど、各方面から注目を集めている。

バンド名の由来は、敬愛するビル・エヴァンスが持つ“流されないマインド”と、移動型民族であるジプシーのロマ族による“自分たちの音楽を様々な場所から発信していく”という流動性を大切にしたいという信念から名付けられた。
次世代へと進化し続けるサウンド=“トーキョー・トランジション・ソウル”を奏でる彼ら。新時代を颯爽と切り拓く、快進撃は止まらない。
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