目指すは大人の青春!World Mapsが掲げる「マウンテン・ポップ」とは|Music DNA#014

それぞれの音楽ライフを掘り下げるインタビュー企画『Music DNA』。14回目の今回は2月14日に1stアルバム『CAMP』をリリースしたインスト・バンドWorld Maps。大自然の中ではしゃぎたくなるような楽曲とパフォーマンスで注目を集めている彼らが掲げるコンセプト「マウンテン・ポップ」や音楽ライフについてお話を伺いました。

さまざまなバックボーンを持つWorld Maps

ーまずはみなさんがこれまでに聴いてきた音楽について教えてもらえますか?

荒井:

高校生の頃に組んだバンドでASIAN KUNG-FU GENERATIONの「ループ&ループ」をコピーしたのは思い出深いですね。ドラムの伊地知さんのプレイを真似るのがすごく難しかったのですが、うまくコピーできた時は本当に嬉しくて、段々とドラムにのめり込んでいきました。

他にも、友人に教えてもらったtoeは衝撃的でした。「こんなにかっこいいドラミングは聴いたことがない」と思って、ドラムの奥深さを知るきっかけになりましたね。

大学に入ってから、「グッドバイ」「孤独の発明」「i do still wrong」「you go」など彼らの曲をコピーしたのは印象に残っています。単純に1番好きな音楽だったというものありますが、toeの柏倉さんのドラムをコピーできたというのが嬉しくて。

ー洋楽や他のジャンルの音楽を聴くことはありましたか?

荒井:

個人的にドラムを教わっていた先生がジャズに詳しかったので、本格的にジャズを聴きはじめました。

特に好きなのはドラマーがJack DeJohnette、ピアノがKeith Jarrett、ベースがGary Peacockのトリオで、技術的には難しいことをしてないのですが、体験したことがないようなグルーブを感じました。

ー他のメンバーの方はどうだったんでしょうか。

長崎:

僕は中学生の頃、音楽好きの父親や兄の影響でL’Arc-en-Cielにはまっていました。

高校に入ってバンドを組むようになってからは、BUMP OF CHICKENをコピーしたり、the band apartUNCHAINを聴いていました。

特に、UNCHAINの「Sugar」という曲のエモーショナルさが好きで、ギターの佐藤さんのプレイに憧れています。World Mapsの曲のメロディーには邦楽ロックの影響が色濃く出ていると思いますね。

後藤:

僕が色々な音楽を聴こうと意識し始めたのは大学に入ってからです。当時、一平と千尋と東京事変のコピーバンドを組んでいて、ベースラインがかっこいい曲が多かったのでベースの奥深さを感じたキッカケになりました。

一方でMarvin Gayeを聴いてからは、ベースって動くだけじゃないという発見があったり。彼の楽曲の中では「What’s Going on」という曲が好きです。

Kenny:

実は僕の音楽の原体験はスーファミのドンキーコングのBGMなんです。ゲームよりBGMばかり聴いていました。他にはジブリの音楽が好きで、ギターを買ってからサントラをコピーしましたね。

バンドでいうとパンクがバックボーンにあって、Sum 4110-FEETが好きでした。ずっと1人でギターをやっていたので、ちゃんとしたバンドを組むのはWorld Mapsが初めてになります。

ーなぜこのメンバーでバンド組もうと思ったのですか?

Kenny:

BGMやサントラが好きだったのでインストのコピーバンドを組みたかったのですが、好きになれるバンドがなかったんです。

自分でバンドを作ったほうがいいと考えていた時に、一平と千尋がライブでtoeの曲を演奏していたのを観て、想像をはるかに超えるクオリティだったので、「彼らとならかっこいい曲を作れるはずだ」と確信したのを覚えています。

worldmaps1

次ページ:バンドコンセプト「マウンテン・ポップ」はどのようにして生まれた?

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スギタヨウヘイ

1990年生まれのライター。文章を書いたり、写真を撮ったりしています。

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L→R
Kenny(Gt & Acoustic)/後藤圭太(Ba)/荒井一平(Dr & Per)/長崎千尋(Gt & Key)

大自然の中ではしゃぎたくなるような音を生み出す4人組のインスト・バンド。ジブリやディズニーのサウンド・トラック、Snarky PuppyなどのJazz、 VulfpeckなどのFunk、Stevie WonderやJACKSON5などのR&Bに影響を受け、自らの解釈でインストというかたちで表現。バンド名(世界地図)のごとく、自分たちのインスト音楽で世界にWorld Mapsを発信していくこと、バンド主催の野外イベントや世界中でのパフォーマンスを実現することを目標としている。
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