常に正直でいたい。pavilionが放つ日本語ギターロックの根幹に迫る

Interview
ポニーキャニオンとDIGLE MAGAZINEが新世代アーティストを発掘・サポートするプロジェクト『early Reflection』。16組目のアーティスト「pavillion」が登場。

下北沢・渋谷を中心に活動中の4人組ロックバンド、pavilion。 90s 、 00s の洋楽 / 邦楽のロックシ ーンをベースに懐かしさを帯びながらも、海外の最新のロックバンドと呼応する “今”新しいサウンドを形成している彼らは、昨年1st シングル「Yumeji Over Drive」、 10月に2nd EP『 run – up!! 』とハイペースに楽曲をリリースしながらも、多数のライブやサーキットイベントの出演、さらにいくつかの賞レースで結果を残すなど、一気に東京のインディーズロックシーンの最前線に踊り出た。また、KANA-BOONの谷口鮪(Vo.)が「めっちゃくちゃかっこいいよ!おすすめ!」とツイートしたことも記憶に新しい。

5月18日には2022年初となるシングル「Hit-or-Miss」をリリース。pavilionにとって2ndシングルとなる本曲は、”開き直り”をテーマにした1曲であり、ビシバシときめ込む歯切れの良さと堂々と突き進むようなサウンドが特徴。今までの楽曲にない思い切ったアレンジも施され、pavilionのこれからの道を切り開く楽曲となるだろう。

今回は洋楽、邦楽のロックサウンドを吸収し昇華させ、王道かつ新世代のロックを鳴らすpavilionの4人に、結成の経緯からバンドの根幹について話を聞いた。

出会いは大学の音楽サークル

ーそれぞれの音楽に興味を持ったきっかけを教えてください。

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森夏月:

両親ですね。両親が音楽好きで、母親は吹奏楽をやっていて、父親は小さい頃からロックを好んで聴いていて。母親の吹奏楽に連れられて、幼い頃から両親が演奏しているのを隣でみていたりとかしていたので、その時から自然と音楽を身近に感じていました。
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佐藤康平:

僕は彼みたいに親がすごい音楽好きとかではなくて、車の中では当時の定番のJPOPしか流れないみたいな感じだったんですけど、小5ぐらいの時にONE OK ROCKが流行りだして。兄がそれに影響されてギターを買ったので、俺はベースをやりたくて、ジャンク品みたいなやつを買って、始めました。それがきっかけですね。
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小山佳世:

僕は小学生の時にピアノ習っていて、それがきっかけでアニソンとかを耳コピしたりして遊んでいたんですけど、本格的に音楽を始めるきっかけは、大学に通い始めた時に、何か新しいこと始めたいって思って音楽サークルへ入ったのがきっかけです。
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山本尚之:

僕もピアノを一応小学校の時にやっていて、それで音楽に興味はありました。で、家に色々な楽器がある中でギターが置いてあったので、触ったらすごく楽しくて。ジャズとかファンクがが好きなんですけど、そっち系の音楽を楽器で演奏したりとか、あとBUMP OF CHICKENが好きでコピーしていたりして、現在に至るっていう感じです。

ーバンド結成の経緯を教えてください。

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森夏月:

出会いは大学の音楽サークルで、僕は佐藤と小山と仲が良くて、パートもバラバラだったし、みんなでバンドをやろうっていう話になり。山本を誘って4人で始めました。

ーバンド名に何か意味はあるんですか。

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森夏月:

由来の一つとしては、pavillionって“東屋”っていう意味があるんです。公園にある休憩スペースのことを東屋っていうんですけど、小さい頃そこで遊んだ記憶が鮮明に残っていて、そういう幼少期の幼い気持ちのまま楽しんでやろうっていうのがきっかけです。それとは別に後付けなんですけど、みんなが休憩する場所になれたらいいねとか、そういう意味合いも含めています。

ーバンドとしてのそれぞれの役割はありますか?

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森夏月:

僕はご意見番だよね。どうのこうのいう人で、ムードメイカーは佐藤と小山ですかね。山本は冷静な指摘をしてくれる精神的支柱タイプ(笑)。
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佐藤康平:

うん。
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森夏月:

それでいいの(笑)?
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佐藤康平:

まあ、ムードメイカーは小山かなと思いますね。実際、他のバンドとの交流も彼がよくしていますし、ライブハウスの店長と仲良くなったりとかも彼が一番多いです。で、物販とかお金の管理も小山がしていたんですけど、最近、僕になって。それぞれメールだったりとか、色々役割はあるんですけど、仕事的にはそう言う感じですね。
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森(Gt/Vo)、佐藤(Ba)、山本(Gt)、小山(Dr)からなる4人組ロックバンド・pavilion。 2019年に神奈川県の大学で結成され、現在、東京を中心に精力的に活動している。 90年代のロックシーンを彷彿とさせる音楽性が持ち味。
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