「活動のすべてにストーリーがあるべき」。citrusplusのクリエイティブへのこだわり。 | Newave Japan #32

Newave Japan

文: スギタヨウヘイ 

音楽ライフを掘り下げるインタビュー企画『Newave Japan』。32回目は2017年結成のフューチャーポップユニットcitrusplus。アパレルブランド/ショップやクリエイターとのコラボ企画など、「Fashion×Music」をテーマに新しい試みを次々に仕掛けている彼らの音楽ルーツについて話を伺いました。

クリエイティブユニットとして幅広い表現を

ーこれから挑戦したいことや将来のビジョンを教えてください。

インタビュイー画像

藤牧:

音楽に限らずですが、メジャーな存在になっていくことと、コアなファンに満足してもらうことを両立していきたいです。たとえばサカナクションは上手くやってるなと。難易度は高いですが、挑戦していきたいですね。

citrusplusもすでに応援してくれている人に響くものを作りつつ、今まで作品を届けられなかった人達にもアプローチしていきたいです。リスナーが増えて大きなステージでライブをするようになった時に、citrusplusが他ジャンルと掛け合わせたコンテンツを作れるというのは大きな強みになると思っています。

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森:

僕はcitrusplusは音楽ユニットではなく、音楽を越えたクリエイティブユニットであるべきだと思っています。将来的には街で着たいと思えるようなファッションブランドを作ったり、映画をプロデュースしたり、クリエイティブなことを徹底的にやりたいです。

他にも、藤牧が曲を作って、僕が制作した映像を投影して、ヨロズがキャッチコピーを付けた空間をポップアップショップとして展開することだって全然できると思っています。

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ヨロズ:

私もcitrusplusの在り方は、音楽ユニットという形式に拘らなくていいと思っています。音楽は私達の表現方法の1つでしかなくて、言葉・映像・音といった文化的な表現に携わっていける母体として活動していければいいなと思います。

citrusplusのルーツプレイリスト

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2017年結成のフューチャーポップユニット。DJ・VJセットでのダンサブルな演奏から、ピアノ・カホンを活用したオーガニックな演奏といった多岐に渡る演奏により淡く切ない、それだけどポップなサウンドを届ける。映像・プログラミングを駆使した圧巻のパフォーマンス、ヨロズユイが放つ唯一無二の存在感、「Fashion×Music」を掲げた新しい試みの数々は、各所から高く評価されている。

<メンバー>
vo. :ヨロズユイ
key. & DJ:藤牧宗太郎
dr. & VJ :森 惇平
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