Helsinki Lambda Club、新EP『月刊エスケープ』を11/27にリリース。堀江博久が参加した収録曲を先行配信

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Helsinki Lambda Clubが、2024年11月27日(水)に最新EP『月刊エスケープ』を配信とCDでリリースすることを発表した。ジャケットには「THE FAKE ESCAPE」「キリコ」「たまに君のことを思い出してしまうよな」のジャケットに引き続き写真家・金本凛太朗の撮り下ろし写真を使用している。

Helsinki Lambda Clubが、2024年11月27日(水)に最新EP『月刊エスケープ』を配信とCDでリリースすることを発表した。ジャケットには「THE FAKE ESCAPE」「キリコ」「たまに君のことを思い出してしまうよな」のシングルシリーズのジャケットに引き続き写真家・金本凛太朗の撮り下ろし写真を使用。デザインは過去にHelsinki Lambda Clubのバンドロゴやファーストアルバム「ME to ME」などを手がけた沼田創が、約7年ぶりに担当している。

Helsinki Lambda Club
『月刊エスケープ』artwork

2023年7月4日(水)に結成10周年を迎え、同年8月には3枚目のフルアルバム『ヘルシンキラムダクラブへようこそ』をリリース、今年2024年にはついに<SXSW>へ出演、そして初のイギリスツアーを開催し(<The Great Escape>への出演含む)、初の訪英にも関わらず完売する公演が出るなど、国内外問わず精力的に活動を続けるHelsinki Lambda Club。今回リリースが決まった最新EP『月刊エスケープ』は、3rdフルアルバム『ヘルシンキラムダクラブへようこそ』の制作終了後、「次回はよりダンスにフォーカスした作品、全体として統一感のある作品にしたい」という意図から制作をスタートしたという。

EPには、初のイギリスツアーを経て制作した“自分らしく生きていくこと”が大きなテーマとなっているM1「THE FAKE ESCAPE」、アジア各国でライブをしてきた経験を経て、アジア各国の音楽や土地の雰囲気からインスパイアされて制作したM2「キリコ」、本作の中で最も内面的でパーソナルな部分に迫った“人間のあらゆる弱さを自分自身で受け入れつつ、自分の道を進んでいく”ことを歌ったM3「Yellow」などが収録される。

そして特筆すべきは、キーボーディストのみならずプロデューサー、アレンジャーとして活躍する堀江博久をプロデューサーに迎えたM4「たまに君のことを思い出してしまうよな」。同曲は、80年代のポップスの質感を基軸としつつ、Vo/Gt.橋本薫自身がずっと魅了されているという大沢誉志幸の「そして僕は途方に暮れる」の影響も惜しみなく出して制作され、日常のふとした瞬間に思い出してしまう人や出来事について歌った一曲で、それが恋人だったり友達だったりとの失敗や後悔、痛みなど、人それぞれの「君」に当てはめて聴いてほしいという気持ちも込められたHelsinki Lambda Club史上最もポップスに接近した楽曲となっている。そしてラストトラックには、一番自由に楽しく素のままに制作した轟音と多幸感に飲み込まれるM5「My Alien」を収録した全5曲入りの作品となる。

堀江博久

また、EPのリリースに先駆け、2024年11月6日(水)に「たまに君のことを思い出してしまうよな」を先行配信シングルとしてリリース、さらに本楽曲を収録したフリーサンプラーCDを配布することが決定した。先日「たまに君のことを思い出してしまうよな」の一文から思い浮かぶ“君”とのエピソードを募集していたが、その際に寄せられたエピソードも一部フリーサンプラーに掲載されるとのこと。さまざまな人にこの楽曲を届けたいということから、配布店舗の募集も開始した。

配布開始日や、配布店舗は追ってアナウンスされるそうなので、引き続き続報を待っていてほしい。

橋本薫(Vo/Gt) コメント

前作「ヘルシンキラムダクラブへようこそ」を作り終えた時に、次はよりダンスにフォーカスした作品、全体で統一感のある作品を作ってみたいと思っていたのですが、その思惑は制作が進むにつれどんどんずれていき、むしろ前作以上に各曲の個性際立つバリエーション豊富なEPとなりました。

それでも世界中どこでも自分たちの音楽が楽しんでもらえたら嬉しいという気持ちはキープして、当初の想定とは異なるものの全曲ドラムとベースだけで身体を揺らすことができる作品になったと思います。

それではより作品の全体を繋ぐものは何か。

制作が進むにつれ作品のテーマが「エスケープ」なんじゃないかと感じるようになり、エスケープということについて自分なりに色々と考えていました。
エスケープというのは多く知られるニュアンスとしては現実逃避、物理的にも心理的にも逃避することだと思います。

こんな世の中なので多くの人にとって必要なものかもしれません。
音楽や芸術に触れることはそのわかりやすい一例です。

何らかの快感を伴うエスケープもあると思います。ただそのエスケープの先に何があるのか、結局自分たちの居場所は現実なのだとしたら、無事に帰ってくる術も知っておかなくちゃいけない。
もしくは人によっては適切に現実と向き合うこともまたエスケープになりえるのではないか、そんなことをぐるぐる考えながら作りました。

漫画の月刊誌のようにワクワクしながら、あらゆる種類のエスケープを楽しんでもらえたら嬉しいです。
明るい未来を見るために、時には過去にも目を向けたり、傷を癒したりする時間を持つのも大事なことかもしれない。
音楽にはその役割を少し担うことができるかもしれないと思いました。

RELEASE INFORMATION

『月刊エスケープ』

2024年11月27日(水)
Helsinki Lambda Club
CD 1,980円(税込) / ダウンロード 1,050円(税込)
〈Hamsterdam Records〉 / 〈UK.PROJECT〉

【TRACKLIST】
01 THE FAKE ESCAPE ※9/6リリース済み
02 キリコ ※10/2リリース済み
03 Yellow
04 たまに君のことを思い出してしまうよな ※11/6(水)先行リリース
05 My Alien

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