Yo La Tengo、結成40周年を記念してレア音源を収録した『Genius + Love = Yo La Tengo』を約20年ぶりに再発

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Yo La Tengoが、入手困難な音源や、The Velvet Under GroundやDaniel Johnston、Ramonesのカバーなどの未発表曲を2時間以上収録し、グレッグ・カルビがマスタリングを担当した『Genius + Love = Yo La Tengo』を、約20年ぶりに再発することを明かした。

今年結成40周年を迎えるUSオルタナシーンの重鎮、Yo La Tengo(ヨ・ラ・テンゴ)が、1988年から95年にかけて録音された入手困難な音源や、The Velvet Under Ground(ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンド)やDaniel Johnston(ダニエル・ジョンストン)、Ramones(ラモーンズ)のカバーなどの未発表曲を2時間以上収録し、巨匠グレッグ・カルビがマスタリングを担当した『Genius + Love = Yo La Tengo』を、約20年ぶりに再発することを明かした。一度目は1996年にリリースされた本作。今回は日本限定でCD化されるという。

アルバムは2枚組となっており、1枚目はヴォーカル曲、2枚目はインストゥルメンタル曲で構成されている。1枚目には、Stereolab(ステレオラブ)によるレーベル〈Duophonic Super〉のスプリット・シングル用に、1995年のUKツアーのためにバンドの練習スペースで録音した「Evanescent Psychic Pez Drop」、1986年当時は「White Rabbit」というタイトルであり、映画『I Shot Andy Warhol』のサウンドトラック用にリメイクされた「Demons」、ファンの間で根強い人気を誇るEP『That Is Yo La Tengo』に収録されている「Fog Over Frisco」と「Walking Away From You」、Wire(ワイヤー)のカバーである「Too Late」、John Cale(ジョン・ケイル)のカバーである「Hanky Panky Nohow」、『A Matter of Degrees』という映画で流れた「Something To Do」、US音楽シーンの重要人物Jad Fair(ジャド・フェア)とSnack Timeスタジオで午後を過ごし、16曲ほどを作曲し録音したうちの1曲である「Ultra-Powerful Short Wave Radio Picks Up Music From Venus」、『Electr-o-pura』のアウトテイク「Up To You」、80年代アメリカ青春映画の金字塔『初体験/リッジモント・ハイ』に収録されたJackson Browne(ジャクソン・ブラウン)の曲のカバー「Somebody’s Body」、James McNew(ジェイムズ・マクニュー)が初めてレコーディングに参加した「Artifical Heart」、「Walking Away from You」のB面に収録された「Cast A Shadow」、Brian Eno(ブライアン・イーノ)もカバーした、The Velvet Under Ground(ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンド)の代表曲の一つのカバー「I’m Set Free」、『Fakebook』に収録されている「Barnaby, Hardly Working」、スペインのレーベル〈Radiation〉の2枚組7インチ・コンピレーション『This Is Art』用に提供した「Some Kinda Fatigue」、Daniel Johnston(ダニエル・ジョンストン)のカバーであり、WFMUの収録中にライヴ録音され、ダニエル本人が電話でヴォーカルをとった「Speeding Motorcycle」のライブ・ヴァージョンの計16曲を収録。

2枚目には、『From a Motel 6』CDの収録曲としてリリースされた「Nutricia」、メンバーであるGeorgia Hubley(ジョージア・ハブレイ)の姉妹が制作したアニメ映画のサウンドトラックに収録された「Her Grandmother’s Gift」、「Too Much, Part 1」、「Too Much, Part 2」、「One Self: Fish Girl」、「Enough」、『Painful』のデモのうちの2曲「From A Motel 6 #2」、「From A Motel 6 #1」、ジョージアが練習スペースでフラストレーションをぶちまけた「Gooseneck Problem」、URINALS(ユリナルズ)のカバーである「Surfin’ With The Shah」、『Here Comes My Baby』のCDからの1曲「Ecstasy Blues」、日本のファンジンに提供したものであり、Ramones(ラモーンズ)の代表曲をサーフ・ロック調にカバーした「Blitzkrieg Bop」、『Painful』のレコーディング中にジョージアがフラストレーションをぶちまけた「Drum Solo」、元々はポップな楽曲の壮大な別バージョン「Sunsquashed」の計14曲が収録されている。

『Genius + Love = Yo La Tengo』artwork

そんな本アルバム『Genius + Love = Yo La Tengo』は、解説書が封入された国内盤CD(日本限定販売)に加えて、輸入盤2LP、数量限定の日本語帯付き2LPも発売されるとのこと。是非お好きなものを入手しよう。

RELEASE INFORMATION

『Genius + Love = Yo La Tengo』

2025年1月17日
Yo La Tengo
〈Beat Records〉 / 〈Matador Records〉

【価格詳細】
CD 国内盤 3,000円(+tax)
LP 国内仕様盤 (数量限定/日本語帯付き) 6,200円( +tax)
LP 輸入盤 5,900円(+tax)

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