世界中のジャズ・プレーヤーたちの日常を追った映画『ミュージック・フォー・ブラック・ピジョン』、前売りが発売

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2025年2月28日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋他、全国で順次公開される映画『ミュージック・フォー・ブラック・ピジョン ――ジャズが生まれる瞬間――』の前売り券が、明日12月20日(金)より販売開始。また、音楽、ジャズに造詣の深い著名人らからのコメントも続々と到着している。

2025年2月28日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷、シネ・リーブル池袋他、全国で順次公開される映画『ミュージック・フォー・ブラック・ピジョン ――ジャズが生まれる瞬間――』の前売り券が、明日12月20日(金)より販売開始。

また、音楽、ジャズに造詣の深い著名人らからのコメントや場面写真も続々と到着している。こちらも是非合わせてチェックしてほしい。

コメント

ピーター・バラカン

本映画の登場人物は一人ひとりカメラに向かって自己紹介をするのです。多くの人は「ミュージシャン」と答えますが、高田みどりは「自由業」と言います。その言葉が全体をうまく表している気がします。皆強い志を持って、真剣に演奏に臨んでいるのは明らかですが、同時にリハーサルも練習もせず、その都度一緒になった仲間と共にその瞬間を表現をしているわけです。理想の生き方だと思います。

原 雅明

この映画は、デンマーク出身のジャズ・ギタリスト、ヤコブ・ブロの、14 年間に渡る音楽と旅のドキュメントであり、「ジャズとは、音楽とは何だろう?」という問いに答えるミュージシャンたちに寄り添り、その音と言葉を丁寧に美しく捉えていく。正解はなく、正しい道筋は自分で見出さないとならないが、それはとても魅力的で、一人ひとりを輝かせる。ミュージシャンであれ、リスナーであれ、この映画から鼓舞されるものは必ずあるはずだ。

菊地 成孔

信じがたいことに jazz music は、まだ<夜、バーや自宅で酒やタバコを嗜みながら聴く大人の BGM>と、合衆国民ですら思っている。これほど、イメージが20世紀中期でストップしているジャンルミュージックに類例はない。本作は、「これが現代ジャズのベストメンバー」とまでは思わないものの、「とっくにジャズって、こんな風ですよ」と思わせつつ、キチンと音楽美(即興演奏美)に引き込む、つまり啓蒙の側面が強く、ジャズクラス以外の人々にこそ広げるべきだろう。誠実さの塊のような、清潔で美しい作品。

場面写真

INFORMATION

『ミュージック・フォー・ブラック・ピジョン』試写会

2025年2月13日(木)
ヒューマントラストシネマ渋谷・スクリーン3
開場 18:45 / 開映 19:00

応募締め切り:2月3日(月)必着
*本試写会には一般のお客様もご来場されます。

【作品概要】
ミュージック・フォー・ブラック・ピジョン ――ジャズが生まれる瞬間――(原題:Music for Black Pigeons)

監督:ヨルゲン・レス、アンドレアス・コーフォード
字幕:バルーチャ・ハシム

2022年/デンマーク制作/92分/

出演:ヤコブ・ブロ、リー・コニッツ、ポール・モチアン、ビル・フリゼール、高田みどり、マーク・ターナー、ジョー・ロヴァーノ、ジョーイ・バロン、トーマス・モーガン、マンフレート・アイヒャー、他

配給:ディスクユニオン

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