気鋭クリエイターが選曲する“音楽と物語”のプレイリスト|坂本慎太郎、折坂悠太など

Playlist

文: DIGLE編集部  編:riko ito 

毎月テーマを設けてインタビューやコラム、プレイリストを掲載していく特集企画。2023年11月は“good story, good music”をテーマに、アーティストやクリエイターたちがどんな物語やカルチャーから影響を受け、自身の創作へと昇華しているのかを深掘りしていく。今回の記事では、カルチャーシーンで話題のクリエイターたちが“音楽と物語”をテーマに制作したプレイリストをお届け。

新進気鋭のクリエイターたちに特集テーマに添った楽曲を紹介してもらうプレイリスト企画。今回は、ポストコロナのビジネス&カルチャーブック『tattva』の編集長も務めるクリエイティブ・ディレクター/編集者・花井優太、店主こだわりの書籍はもちろん、輸入文具や雑貨・アクセサリーなども取り扱う書店OH! MY BOOKSの店主・福永紋那、書籍・雑誌・映画ポスターなどのアートワークなども手掛けるペインター/イラストレーター・小山義人さらさGLIM SPANKYなど数多くのアーティストを撮影するフォトグラファー・上村窓の4名が登場。

今月の特集テーマ“good story, good music”にちなんで、各々が物語から受けてきた影響や“音楽と物語”と聞いて連想することについて自由に書き、そのコメントに合う楽曲を選曲してもらっています。

さらにプレイリストには、GuibaMomNTsKidawgssなど、今回の特集にまつわるアーティストの楽曲も編集部が追加。クリエイターたちの選曲とあわせて、ぜひ聴いてみてください。

花井優太(クリエイティブ・ディレクター/編集者)

Select for “good story, good music

坂本慎太郎「物語のように」
見汐麻衣「永い瞬間」
大滝詠一「カナリア諸島にて」
郷ひろみ「入江にて」
鈴木茂「8分音符の詩」

コメント

本を読んでいてもあることだけど、聴いているだけでどこかに気持ちが飛んでいく曲がある。作品自体を楽しみながらも、同時に起こるトリップ。行ったこともない土地、かつて経験したある瞬間、葛藤や渇望、もしもの自分……いろんな私で心がいっぱいになる。すべては一枚一枚めくられていく、物語のように。という感じで選びました。

PROFILE

花井優太(はない・ゆうた)

1988年生まれ。クリエイティブ・ディレクター/編集者。ウェブメディア、企業のブランドブック制作などのエディトリアル領域はもちろん、広告・PR領域では、世の中の文脈にフィットまたは先見性を持った戦略、クリエイティブを得意とする。雑誌『ケトル』副編集長を経て、2021年にポストコロナのビジネス&カルチャーブック『tattva』を創刊。同誌の編集長を務める。受賞歴に日経広告賞部門優秀賞、毎日広告デザイン賞準部門賞など。著書に鷲尾和彦との共著『カルチュラル・コンピテンシー』がある。

INFORMATION

市街地美術展覧会「ATAMI ART GRANT 2023」

レジデンスアーティストとして作品展開中

テーマ:「巡 − Voyage ATAMI」
イベント会期:2023年11月18日(土)〜12月17日(日)
※11:00 ~ 18:00 (17:00 受付終了) 月火お休み
開催場所:静岡県熱海市内 各会場

福永紋那(本屋OH! MY BOOKS店主)

Select for “good story, good music

Deniece Williams「Free」(参考作品:ドラマ『ウータン・クラン:アメリカン・サーガ』)
Diana Ross, Marvin Gaye「Stop, Look, Listen (To Your Heart)」(参考作品:映画『ブリジット・ジョーンズの日記』)
The Cranberries「Dreams」(参考作品:映画『ユー・ガット・メール』)
The Bangles「Eternal Flame」(参考作品:ドラマ『ギルモア・ガールズ』)
Japanese Breakfast「Tactics」(参考作品:本『Hマートで泣きながら』)
Carpenters「Rainy Days And Mondays」(参考作品:本『Hマートで泣きながら』)

コメント

思春期の思い出、大切な人にやさしくできなかったこと、家族へのうしろめたさ、自分に自信がないのに本当はだれかにほめられたいこと、心が揺らいでしまうこと…。
不器用で、はちゃめちゃな人たちが出てくるハートウォーミングな本や映画が大好きで、わたしってサイアクだ~とか思っちゃうときに心をギュッとしてもらっています。
好きなシーンで流れる曲を、歩くときや夜のお店番タイムに、自分の今日のBGMのようにかけています。

INFORMATION

OH! MY BOOKS

2023年9月に東京・幡ヶ谷と初台の間にオープンした個人書店。店主が1冊ずつセレクトした古本・新刊と、輸入文具や雑貨・アクセサリーなどを取り扱っており、ブラックミュージックやポップカルチャーにまつわる本のコーナーも充実している。
営業スケジュールはお店のInstagramをチェックしてみてください!

小山義人(ペインター/イラストレーター)

Select for “good story, good music

Soko「No More Home, No More Love」
Kevin Morby「Miles, Miles, Miles」
Index「Shockwave」
Mr. Airplane Man「Highway」
Kedr Livanskiy「No More Summer Rain」
Kedr Livanskiy「Разрушительный круг」

コメント

孤独や優しさ、暴力や狂気、そして諦めと希望を感じられる映画や本が私は好きです。
物語には、始まりと終わりがあります。
全ての物語がそうかはわからないのですが、いずれにしても3つの始まりと終わりを考えてみました。
日々には、繰り返しが沢山あります。
新鮮なものも良いですが、勇気を与えてくれるものに繰り返し触れるのもそれはそれで良いと思います。

PROFILE

小山義人(こやま・よしと)

ペインター、イラストレーター。
油彩を用い、書籍・雑誌・映画ポスターなどのアートワークなどに携わる。

上村窓(フォトグラファー)

Select for “good story, good music

井上陽水「リバーサイド ホテル – Remastered 2018」
RCサクセション「不思議」
浦上想起「未熟な夜想」
さらさ「踊り」
折坂悠太「坂道」
くるり「家出娘」

コメント

小学生の頃、祖父の運転する車のラジオから井上陽水の「リバーサイドホテル」が流れてきた。
まどろんでいた私の瞼の裏に、夜明けの青白い林道を走ってくるバスが、突然映った。
小さいホテルの赤緑の部屋に男女が入っていく。
紺色ボーダーの揃いの水着が脱ぎ捨てられ、プールに2つ浮かんでいる。
「自分だけのテレビだ!」と、とても嬉しかった。
そういう、“聴く”というより“観る”曲を選びました。

PROFILE

上村 窓

フォトグラファー。
「うえむら まど」と読みます。写真を撮るのが好きです。

気鋭クリエイターが選曲する“音楽と物語”のプレイリスト

SNSで記事をシェア

SNSフォローで
最新カルチャー情報をゲット!

閉じる