気鋭クリエイター選曲の“Sounds Tasty”プレイリスト|She Her Her Hers、YeYe X BASIなど

Playlist

文: DIGLE編集部  編:riko ito 

毎月テーマを設けてインタビューやコラム、プレイリストを掲載していく特集企画。2024年6月/7月は“Sounds Tasty ―アーティストたちの食卓―”をテーマに、食と音楽の在り方や関係性についてアーティストやクリエイターたちに伺っていく。今回は、カルチャーシーンで話題のクリエイターたちが“Sounds Tasty”をテーマに制作したプレイリストをお届け。

新進気鋭のクリエイターたちに特集テーマに沿った楽曲を紹介してもらうプレイリスト企画。今回は、DIGLE MAGAZINEのライブ企画<DIGLE SOUND Lounge -Odawara- vol.1>をはじめ、音楽イベントにも度々出店する台湾料理屋・Woo、東京都・田端にある、アートギャラリーを併設する食堂・灯明、魅力的な音楽をBGMとして流しながら、おふくろの味/里の味/海の幸を提供する小酔理や・懐新、食をこよなく愛し、数々のアーティストの撮影も行うフォトグラファー・大地の4組が登場。

今回の特集テーマ“Sounds Tasty ―アーティストたちの食卓―”のもと、「食と音楽」をテーマに楽曲を選んでもらいました。プレイリストには、Bonobo(ボノボ)やErykah Badu(エリカ・バドゥ)、She Her Her HersYeYe X BASIなどの楽曲を収録。“食”をモチーフにした楽曲や“食”に携わるクリエイターたちのインスピレーションとなっている音楽を多数選曲したプレイリストとなっています。

さらにプレイリストには、MONO NO AWARECody・Lee(李)brkfstblendゆいにしおなど、今回の特集にまつわるアーティストの楽曲も編集部が追加。クリエイターたちの選曲とあわせて、ぜひ聴いてみてください。

Woo(台湾料理屋)

音楽はスパイスのように聴覚を刺激する

Risco connection「Ain’t No Stopping Us Now」
Bonobo「El Toro」
Salamanda「Truffles Sprinkles」
Vega Trails「Love Your Grace」
L’Impératrice「La lune」

コメント

料理の魅力は視覚、味覚、嗅覚といった要素によるものですね。音楽によって聴覚もスパイスのように刺激されるので、日々の仕込み作業に音楽を加味することは大切。気分が上がる曲を聴いて、調理しながら料理と音楽を一緒に楽しむ。また、その時の気分に合った曲をかけている。弱火で煮込む時にはエレクトロニカ、野菜の千切りをする時にはロック、餃子の包み作業の時にはジャズ。 ジャンルにこだわることなく、ベース感のある曲を聴きながら、テンションが上がって少し踊りながら料理する時間が好きです。

PROFILE

Woo(ウー)

台湾・台北出身、東京在住6年目。幼少期より父親から台湾家庭料理を学ぶ。来日後“食のホームシック”で料理の道に。現在は東京を拠点にポップアップレストランの開催や、音楽イベントへの出店を行いながら、台湾フードの新たな味わいや楽しみ方『ウーちゃん飯』を提案している。

NATURAL WINE TAIWANESE CUISINE Vol.5

2024年8月14日(水)at 東京・erba 松濤
OPEN 19:00

▼詳細
https://www.instagram.com/p/C839hxXSjAv/?utm_source=ig_web_copy_link&igsh=MzRlODBiNWFlZA==

灯明(食堂)

聴く人、食べる人の心の中に残るもの

Yasuaki Shimizu & Saxophonettes「CELLO SUITE NO.1 PRELUDE」
Slow Riffs「777 E. Union」
Rare Silk「Storm」
Erykah Badu「I’ll Call U Back」
Joey Anderson「Press Play」
Emahoy Tsege Mariam Gebru「Mother’s Love」
高田渡「値上げ」

コメント

もしみんなが一斉に肉じゃがの作り方を忘れてしまったら、この世から肉じゃがは無くなってしまうだろうか? 母と同じ材料と作り方なのに、同じポテトサラダにならないのは何故だろう? 音楽が演奏されることによって、料理が料理されることによって伝わることがあったらいいなと思っています。物質としてよりもむしろ、それは聴く人、食べる人の心の中に残る。美味しいと言われることはもちろん嬉しいけど、お家に帰って真似してみましたはもっと嬉しい。お家で作ったそれは、僕のとおんなじでなくても全然いいと思います。

PROFILE

灯明(とうめい)

東京都・田端にある、アートギャラリーを併設する食堂。

住所:東京都荒川区西尾久5-2-18ニューハイツ101
営業時間:15:00〜22:00(21:00ラストオーダー)
定休日:火・水曜日

懐新(小酔理や)

気がついたら聴こえていること

Emma Donovan & The Putbacks「My Goodness」
Natalie Prass「Any Time, Any Place」
She Her Her Hers「s」
サザンオールスターズ「タバコ・ロードにセクシーばあちゃん」
Rufus & Chaka Khan「Body Heat」
Delegation「Oh Honey」
河島英五「時代おくれ」

コメント

いい音楽や酒、飯に出会った時の共通点は「つい首を縦に振ってしまう」ことだと思っています。 これは店づくりをする上でも重要でした。 知っている曲や心地いい曲が店内から流れてくると、なんだか嬉しいじゃないですか。それによって喜怒哀楽、色々思い出しながら友人と話したり1人思い返してみたり。 世代を超えて愛されるのは音楽も飯も酒も同じ。 さあ、今日も酔い夜にしましょう。

PROFILE

懐新(かいしん)

中央線・三鷹駅徒歩3分のところにある小酔理や。

住所:東京都武蔵野市中町1-25-10 地下 岡本ビル
営業時間:18:30〜24:00くらい
(日曜日のみ17:00〜23:00)
定休日:木曜日

大地(フォトグラファー)

暮らしを楽しくしてくれる食と音楽

xiangyu「ミラノサンドA」
宇里「日常」
YeYe X BASI「おとな」
思い出野郎Aチーム「繋がったミュージック」
星野源「喜劇」

コメント

なんてことのない普段の生活をいかに楽しむかを大切にしてきた。食も音楽も僕の暮らしを楽しくしてくれる。ストレスを発散させ自分らしく生きるための重要な要素でもある。この時代のこの場所に生まれたからではあるけど、食も音楽もとんでもない数で溢れている。それをただの消費ではなく、なるべく自分の中で受け止めたい。さらにそれを誰かと共有し一緒に笑えたらさらにハッピー。つまりどちらも大好きなのである!

PROFILE

大地(だいち)

フォトグラファー。DJパーティー<New Action!>の写真を担当。数々のアーティストのライブ写真や、アーティスト写真の撮影を手がけている。

気鋭のクリエイターが選曲する“Sounds Tasty”プレイリスト

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