kim taehoonが作る“Best of 2024”プレイリスト『「クールだけどアツい」を求めて』|G-DRAGON、嵐、Sam Greenfieldなど

Playlist

文: kim taehoon  写:Hide Watanabe  編:riko ito 

「2024年のベストソング」をテーマにアーティストがプレイリストを作る年末の特別企画。2024年の音楽シーンを象徴するアーティストたちに今年のハイライトとなった出来事や影響を受けた音楽について伺っていく。今回は、韓国生まれ東京育ち、東大卒のシンガー/トラックメイカー・kim taehoonが制作したプレイリストをお届け。

アーティストの方にテーマに沿った楽曲を紹介してもらうプレイリスト企画。今回は、キャッチーなメロディと柔らかなサウンドを活かしたポップソングを生み出すシンガー/トラックメイカーのkim taehoonが登場。年末特別企画のテーマ“Best of 2024”のもと、2024年はどんな年だったのかということを振り返ってもらい、今年特にkim taehoonに寄り添った楽曲を集めた全11曲のプレイリストを作ってもらいました。

今回、kim taehoonが制作したプレイリストのタイトルは『「クールだけどアツい」を求めて』。作品に込められた“アツさ”や“ソウル(魂)”が感じられ、自分にエネルギーをくれたという楽曲を集めたプレイリストとなっています。その中から、G-DRAGON、そして自身の楽曲をピックアップし、コメント付きで紹介してもらいました。(編集部)

PROFILE

kim taehoon(キム・テフン)

韓国生まれ、東京育ち、東大卒のシンガー/トラックメイカー。2019年に活動を開始し、2020年には1st EP『BOY』をリリース。2023年7月にはEP『KIM』を、同年12月にはmashoe’とのコラボEP『ASOBI』を発表。

嵐をルーツとし、ファンク、R&B、ネオソウル、ハウス等を基調としながらも、あくまでポップに昇華している。ジャンルに縛られることなく表現されるサウンドは、クールでシティ的なものからゆるい可愛さを持つものまで幅広く、独自のポップセンスが光るキャッチーなメロディ、耳あたりの良い歌詞、ゆるいラップと合わさって心地よい。海外アーティストとのコラボや、シンガーソングライターのサウンドプロデュースなどでも注目を集める。2024年12月には初のワンマンライブを成功させた。

How was your 2024? 

2024年に限った話ではないのですが、悲しいことにどうも数年前からビビっとくる新譜との出会いが極端に少なくなってしまいました。もちろん、良い新譜がなくて悲しい!と傲岸不遜になっているわけではなく、自分なりの結論としては、主に技術の超発展によって誰でも質の高い音楽(それっぽい音楽)が簡単に制作できるようになったことと、情報量の膨大さゆえに、作品に込められた“アツさ”とか、“ソウル”のような部分が見え辛くなってしまっていることが要因なのかな、なんて考えています。分かりやすいものがすきなぼくにとっては特に致命的です。そんな中、やはり自分にエネルギーをくれ、寄り添ってくれる音楽はどうしても兼ねてから愛した作品や、それをきっかけに新しく見つけた作品に偏ってしまいました。そんなぼくなりの2024プレイリスト、少しでもビビっとくる出会いがあれば幸いです。

PICK UP SONGS

嵐「A・RA・SHI」

デビューから25周年。いつもみんなのすぐそばにある、1曲目は有無を言わさずこの曲でしょう。ぼくのルーツは嵐と各所で言いまくってしまっているわけですが、いくつになってもクールで飾らないけど時にはカッコつける、というマインドを胸に、絶対ゆずれないものを信じて突き進んで行きたいですね。おじいちゃんになってもサクラップしていたい、そんな所存です。

kim taehoon「GINGER ALE – 2024 ver.-」

「GINGER ALE」という作品をリリースしてから5年が経ったということで、5年前と比べて今の自分はどう在るのかを表現すべく旧作を再録しました。色々と振り返ってみたのですが、もちろん音楽家としての感覚やスキルに磨きはかかったものの、結局中身はガキんちょのままでびっくりするほど何も変わっていなかったです。そんなもんですよね。蛇足ですが、これまで身長169.7cmのところを(流石に許容範囲だろうと)170cmと言っていたのですが、この間の健康診断で遂に170.0cmを記録しました(パチパチ)。

G-DRAGON「POWER」

7年ぶりのKing of K-POP、G-DRAGONのカムバック。流石にアツくなりました。もともとぼくが中学生の頃、V.I.P(BIGBANGのファンクラブ)のメンバーだったくらいにはよく聴いていたんですよね。創作者、表現者、ファッションアイコン、カリスマ、リーダ、全てにおいてリスペクトに尽きない彼が今どんな目線や意図を持って本作のリリースに至ったのか、を考えながら聴くとより一層胸がアツくなります。ちなみに彼が流行らせたスカーフのスタイリング、早速真似しています。

kim taehoonが作る“Best of 2024”プレイリスト『「クールだけどアツい」を求めて』

kim taehoon・人気曲プレイリスト

RELEASE INFORMATION

配信EP『2024』

2024年10月30日リリース
〈kim taehoon〉

収録曲
1. GINGER ALE (2024 ver.)
2. LOVE VIDEO
3. ディスコのともだち
4. IDOL feat. Kawaii Psycho 倶楽部
5. 満たされない
6. Ready to grow up?
7. 秋の夜
8. GINGER ALE (2024 ver.) – Sped Up

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