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文: 黒田隆太朗 写:Hide Watanabe 編:Miku Jimbo
「僕が一生をかけて追い求めていくものがポップだと思う」――その言葉通り、韓国出身、東京育ちのシンガー/トラックメイカー・kim taehoonは、キャッチーなメロディと柔らかなサウンドを活かしたポップソングを生み出し続けている。
kim taehoonは東大の大学院に通う中、2019年に活動をスタート。卒業後は某外資IT企業で働きながら活動を続けていたが、勤め先を退職。さらに2023年1月末に所属事務所から独立した。
環境が大きく変わったことで、自身のペースでより気持ちよく制作に臨めるようになったというkimは、コンスタントに新作を発表。2023年7月には自身の名を冠したEP『KIM』を、同年12月にはmashoe’とのコラボEP『ASOBI』を配信している。2024年も新曲を5曲発表しており、10月30日に今年の総括となるEP『2024』をリリースした。活動5周年という節目に発表された本作は、嵐やAKB48といったアイドルソングを愛聴してきた彼の音楽ルーツが色濃く表れた8曲を収録。 “変わらず変わっていく”ことを大切にしながら、自分らしいポップソングを作り続けるkimの現在地が感じられる作品である。
ー勤めていた会社を辞めて、所属していた事務所も離れたそうですね。
もともと惰性での就職だったというか。東大を出させてもらい、留学にも行かせてもらって、そういういい教育を受けさせていただいて外資のITに入ったのは、自分の中での「お父さんお母さん、僕ちゃんと育ったよ」という見せ方だったんですよね。もちろんそれでお金も稼げるし、環境として劣悪ではなかったんですけど、どうしても音楽が作れなくなってしまって。メンタル的に音楽が聴けない状態というか、インプットもできないしアウトプットもできなくて、これはダメだと思い退職しました。
ー会社を辞める前と後で、制作に変化はありましたか。
それはなかったです。24時間のうちに、働かなきゃいけない時間がないわけじゃないですか。でも、だからといってその働いていた時間にフルで音楽をやっているかというとそうではなくて。単純にやりたいときに音楽を作って、ライブをする。メンタル的にはだいぶ安定していて、好きな音楽を気持ちよく作れてる感じですね。
ー昨年の12月にはmashoe’さんとのコラボEP『ASOBI』を出されましたね。
mashoe’とは僕が弾き語りを始めた頃から同じ界隈にいたんですけど、そのときはあんまり仲良くなくて。お互い自分でトラックを作り、DTMを始めるようになってからちょっとずつ仲良くなりました。それで「遊びでいいから一緒に作っちゃうか」みたいな感じで1曲作ったんですけど、どうしてもどっちかのアイディアベースになってくるんですよね。それで「今回は僕が表立った曲になったから、mashoe’が表立つ曲も作ろうよ」と言って作ったら2曲になって、「だったらもうEPで出そうよ」みたいな感じであの作品ができました。
ーひとりで作るのとは違う刺激がありましたか?
めちゃめちゃありました。ひとりで完結するとどうしてもゴールが遠いというか、理想が高ければ高いほど自分の中での100点が出しづらいじゃないですか。なのでそこに客観的な評価が加わるというのは大事でしたね。“バカとバカをかけてバカができる”というか、本当にバカみたいな構図なんですけど、自分では振り切りすぎてやらないようなアプローチも、もうひとりのバカが「いいじゃん!」ということによって面白いと思えてくる。あと、今っぽい音をどういうふうに作っていくか、ということも僕はそんなに知らなかったんですけど。彼はそういうところですごくオタク気質なところがあったので、全部吸収して僕のものにしちゃおうという感じでした。
ー「今っぽさ」ってどういうものだと思いますか?
難しい質問ですね。誤解を恐れずに言うと、メインストリームでは「わかりやすく強い音」だと思います。ヒットソングストリームにある曲って、もちろんバラード曲もたくさんあると思うんですけど、アップアップしてる曲で言えばすごくパンチが強いキックやスネア、明瞭なギターや太いベースなど、そういう強くてくっきりした音が今っぽさだと僕は勝手に思っています。
ーそれに対してご自身はどんなスタンスでいますか。
これは希望論もありつつなんですけど、僕はわりとニュートラルでいたいと思います。今っぽい音が出せるからといって100%同じアプローチをするわけではなくて、やっぱり自分のルーツというものがあるし、’90年代とか2000年代の音って今とは違うわけじゃないですか。僕が好きな嵐の初期の音楽を聴いていると、そんなに強い音を出している感じではないんですよね。嵐は「Love so sweet」でドカーンと行くまではいろんなアプローチをしてたと思うんですけど、わりとノスタルジックでフイーンと入ってくるような感じのトラックやサウンドが多いんです。そういうルーツと今の感覚のいいとこ取りができればと思っています。
ーそうした感覚が今回のEPにはどのくらい反映されていますか?
まさにニュートラルと言ったらでき過ぎた話なんですけど、「ディスコのともだち」や「満たされない」みたいなわかりやすく強い音も出しつつ、自分の中での柔らかさとして「秋の夜」が入っていたり。あと、「LOVE VIDEO」もどちらかと言うとくっきりした強い音ではあるんですけど、少し生っぽい柔らかい音像も目指していて、まさにいいとこ取りというか、僕の軸をそのまま表現できた気がします。
ータイトルの『2024』はどういう意図でつけたんですか。
1st EPが『BOY』、次に出したEPが『KIM』ときて、今作も3文字アルファベットにしようと思っていたんですけど、正直そんなにいいのが思いつかなくて。そのときにちょうど聴いていたのがPrince(プリンス)の『1999』なんですけど、ジャケットのサイケデリックなイラストで描かれている“1999”を見て「これだ!」と思いました。「GINGER ALE」を出してちょうど5年だったこともあり、メモリアルな作品にしようという感じで『2024』にしました。
ー作品を作る上で意識してたことはありますか?
今回のEPを通して一貫していたのはポップであること。「自分はポップが軸にあるんだ」というのを再認識しました。
ーkimさんにとってポップとはどういうものだと言えますか?
それが一番難しい質問ですね。たぶん僕が一生をかけて追い求めていくものがポップだと思うんですけど、今の自分の中での解釈で言うなれば「縁の下の力持ち」ですかね。語弊があるかもしれないですけど、「音楽何が好き?」と聞かれてジャンルとして「J-POP」と答える人は少ないと思うんです。「ブラックミュージックが好き」とか、「クラシックが好き」というほうが多いのかなと思っていて、ポップが大衆音楽なのにもかかわらずそこに上がってこないのは、たぶん当たり前すぎるからだと思うんですよ。
そして「ポップスは芸術性がない」というふうに言われることもあるじゃないですか。「大衆性」や「商業性」に対する「芸術」というように、相反するものだと言われることもある。でも、芸術だと思うんですよね、ポップって。たしかにフォーマットはある程度決まっているかもしれないですが、時代や社会の変遷とともにアップデートされたり、別のジャンルとの化学反応が生まれて新しい形ができたり。当たり前のようにもっともっとクリエイティブな方向へと進化し続ける姿、まさに芸術だなと思います。
「縁の下の力持ち」に話は戻りますが、そのポップというありふれてるものに支えられているということに果たしてみんな気づいているのかとモヤモヤしてるんです。ポップが芸術か否かの話はさておき、当たり前に存在するものがあるからこそ引き立つものがあるというか。ポップという言わば当たり前のものが僕らの生活の一部になっていて、だからこそ僕が作りたいのはポップなんだなと思います。
ーなるほど。
嵐の“格好つけるけど飾らず等身大でいる感じ”が一番好きなんですよね。ちょっとダサいところもあれども、あくまでありのままでいる。それはもしかしたら格好悪いことかもしれないけど、そのありのままな姿や親近感こそがみんなに愛される理由の一つなんじゃないのかなと思うんです。知らず知らずのうちに嵐に支えられてるんですよね(涙)。みんなの底にあると考えるとやっぱり嵐はポップだなって思いますし、嵐がルーツというところもなんとなく(今作に)紐づいていますね。
ー「IDOL(feat. Kawaii Psycho 倶楽部)」はプレスに「王道J-POPアイドルソングを再解釈した曲」と書かれていますが、kimさんにとってアイドルポップとはどういう音楽ですか。
僕は学生の頃AKB48のオタクをしていて、例えば「言い訳Maybe」という曲が大好きなんですけど、(アイドルポップとは)結局わかりやすさだと思うんですよ。わかりやすくノレるイントロがあって、Aメロがあって、Bメロで落ちて、サビで盛り上がってパートが変わってハモリがあるみたいな。それこそ芸術じゃないのかもしれないんですけど、わかりやすいフォーマットがあって、その中でみんなが振れ幅を利かせているというのがアイドルソングだと思います。そのフォーマットからはみ出して新しいことやるぞ!というムーブが起きているのもまたサイコーです。一貫して素晴らしいのは、聴いてる人が楽しくなったり幸せな気持ちになるところ。王道アイドルソングとはそういうものだと思います。
ー歌詞も王道アイドルポップ然とした雰囲気を感じました。
王道の歌詞を書くのってムズいんですよねぇ。なので一旦気持ちをアイドルにして、すごく気持ち悪い自分を演じて書きました。いつもエンジニアやってる子からは「ホントにこれ大丈夫?kimが歌うの?」みたいに言われましたね(笑)。
ー実際アイドルになりたいと思ったことはあるんですか?
それはないですよ(笑)! でも、6人目の嵐になりたいとは常々思っています。
ーポップというテーマがあったと聞いたとき、「LOVE VIDEO」は真ん中に来るような楽曲だと思いました。
あ〜それは嬉しい! 今作の中には元々あった曲をアレンジしているものがいくつかあって、それが「GINGER ALE」と「LOVE VIDEO」、「秋の夜」の3曲なんですけど(※リリースしていたのは「GINGER ALE」のみ)。
「LOVE VIDEO」は僕が2017年頃、イギリスにいるときにiPhoneのGarageBandで作った曲です。ちょうど岡村ちゃん(岡村靖幸)にハマっていたときで、語弊があったらあれなんですけど、あの気持ち悪い歌詞と歌い方が最高だなって気づいた時期ですね。この曲で僕が影響を受けて参考にしたのは「ラブメッセージ」という曲で、それがけっこう気持ち悪くて好きなんですけど、「LOVE VIDEO」の《Dream of you again もっとすきになるよ》という歌詞も、アイドルでもない成人男性が歌うにはけっこう気持ち悪いじゃないですか。その影響で楽曲としてもポップでソウルな感じになってるのかな。実は歌詞も比べてみると影響を受けているな~としみじみ感じます。
ー「ディスコのともだち」も歌詞的には「LOVE VIDEO」に通ずるものを感じました。こちらはどういう経緯で作られたんですか。
ギターで弾き語っていたら「ディスコのともだち」というワードが出てきて。友達がうちに来たときに酔っ払って聴かせてみたら、「なんだそのバカみたいな曲は!」という感じに言われて。それで僕もちょっとムッとして、「マジでいい曲だから!」と本気で作ったらできちゃったという。なので深い意味があるわけではないんですけど、その楽しさというか、バカっぽさみたいなのをちょっと伝えたかった曲です。
ー「GINGER ALE」はなぜ2024 ver.を再録しようと思ったんですか?
Princeの『1999』で閃いたときから、5年というメモリアルな年は使わずにはいられないというのがありました。それに「GINGER ALE」はみんなから歌ってもらえることが一番多い曲ですし、歌詞の《飲みたい飲みたくない》という部分を使ってイジってもらうことも多くて、なんだかんだ根付いてるんだなと思うんです。でも、そこで気になっていたことがあって、出ている音源がちょっと稚拙すぎて嫌なんですよ。なので本気バージョンとしての再録です(笑)。
ーなるほど(笑)。どこを一番ブラッシュアップしようと思いましたか。
DTMの打ち込みやギターなど、正直スキル的な部分が大きかったです。あとはファンキーさというか、どこまで自分の好きなファンクを再現できるかという、その再現性に力を入れましたね。
ーまさに原曲よりもずっとファンキーになっていて驚きました。また、他の楽曲にもそうした要素は通底しているように思います。
ファンクは一番と言っても過言ではないぐらいに好きな音楽で、ファンクとディスコの間にあるような曲もめちゃめちゃ好きです。ルーツが嵐というのはいろんなところで言っていますが、洋楽の話になったときのブラックミュージック的なルーツはファンクだと思います。なのでギタリストとしての根にあるものかもしれないですね。
ーなぜそういうものに惹かれるんだと思いますか?
僕が洋楽で最初に好きになったのがEarth, Wind & FireEarth, Wind & Fire(アース・ウィンド&ファイアー)で、彼らのライブは15人ぐらいステージにいるのに、誰一人難しい踊りを踊ってなくて。横にステップするだけで、バカっぽい踊りを踊ってるのにめちゃくちゃ格好いい。「このわかりやすさが人を惹きつけるんだ」と思ったのが始まりでした。ファンクにも難しいことをしている人たちはもちろんいるんですけど、16のビートの感じやギターのカッティング、そしてシンセのチャーっていう音はすごくキャッチーじゃないですか。たぶん僕はそのわかりやすさにポップ味を感じているんだと思います。
ー「GINGER ALE」はさらにSped Upバージョンも収録していますね。
Sped Upをみんなが使うようになってきて、僕も入れたら面白いかなと思いました。ただ、今までも何回かSped Upを入れようとしたんですけど、どうしても消費されてく感覚が嫌だったんです。でも、今回実際にやって、Sped Upならではの良さがあることに気づいたというか。しっかりとしたミックス/マスタリングをしているのに、Sped Upしたら違うとこが聴こえてくるんです。ボーカルのピッチが上がるところがちょっとボカロっぽくて可愛いし、オリジナルだと聴こえづらい帯域、たとえばギターのリフがSped Upになると抜けて聴こえるとか、シンセの音がちょっと鋭く聴こえるとか、そういう面白さを感じたんですよね。Sped Upしただけなのでたぶんミックス/マスタリングの形としては100%ではないんですけど、それによって不揃いながら凹凸ができていて、面白かったですね。
ー高速ファンクという感じで、曲調も合っていると思いました。
リリースしたのは130%アップなんですけど、実は150%アップも作っていました。僕はそっちが良かったんですけど、エンジニアからは「さすがに誰も聴かない」と止められて(笑)。でも、このSped Upでちょっと味をしめたので、旧作を全部Sped Up版にして自己満アルバムを作ろうと企てています。
ーもう1曲古くからあったという「秋の夜」はメロウな曲ですね。
弾き語りをやっていた大学2年生の頃に作りました。今回はちょっとだけジャズっぽさを付け加えたくて、そんなにジャズには精通していないんですけど、安易に「秋」「ジャズ」「芸術の秋」みたいなことを連想してましたね。それはちょっとバカっぽい考えなんですけど、スイングしたドラムの感じとかサックスのアイディアはもともとあったので、合うだろうなと思ってやってみました。
ーサックスのアイディアはどこから来ているんですか?
大学2〜3年生の頃なんですけど、公園で弾き語っていたときに野良のサックスプレイヤーとセッションしたことがあるんです。そこでソロを弾いてくれたんですけど、そのソロのボイスメモがそのまま残っていたので拝借して打ち込みました。
ーなるほど。そして「秋の夜」の前にはインタールードの「Ready to grow up」がありますね。
もともとは「Peter Pan」という未発表曲のインストバージョンみたいな感じで、『ピーター・パン』の原作の中に「大人になる準備ができた」みたいなセリフがあるんです。僕の昔からのテーマに“子どもと大人”というのがあるんですけど、30代の節目や活動を始めて5年の節目を迎えて、僕も大人になっていくのかしら、みたいなことをどこかしら感じてた部分があったんですよね。でも、自分の中ではやっぱりずっと子どもなんだよなと思っていて、それを忘れないための意思表示として入れました。「大人になる準備はできてるけど子供でいるよ」という、そういうメッセージがあります。
ー最後に「満たされない」ですが、これは今作の中では赤裸々というか、去年のEP『KIM』に通ずるものを感じました。
確かにそうですね。でも、自分の情けなさを書いた部分もあるんですけど、それよりは社会を見ている曲というか。何を食べてもお腹はすくし、褒め言葉をもらっても考えすぎちゃって自己嫌悪に陥るし、SNSを見てると承認欲求が現代のキーワードのひとつになっていて。その節はもちろん自分にもあるとは思うんですけど、僕はメンタルがそこそこ強いほうで、承認欲求はもちろんあれども、そんなにめちゃくちゃ強いというはわけではないと思っているんです。なので「満たされない」はどちらかと言うと皮肉な目線で、「そういうとこ、みんなどうなの?」という問いかけをしてる。ちょっと皮肉が効いた感じのダークなポップという感じです。
ー12月7日(土)には渋谷CIRCUS Tokyoでのワンマンライブがありますね。
初めてのワンマンライブ兼、念願の初バンドセットです。普段ライブでやる曲もバンドアレンジで臨みますので、いつものkimとは一味も二味も違うところを見せたいと思います。おもしろい日になれば良いな~。
ー来年以降は、どういう活動をしていきたいですか。
“変わらず変わっていく”が一番だと思います。『2024』は5年経った今のセーブポイントとして見ているので、これからもいろんなものを吸収して、変わるところは変わってポップでありたいです。
ーkimさんは来年30歳になりますが、30代でやってみたいことはありますか?
合コンですかね。
ー(笑)。
全然冗談なんですけど、今パッと浮かんじゃったのが合コンで、ちょっと恥ずかしいです(笑)。ただ、30代でやってみたいこと…たぶん思い浮かばないということは、今やりたいことを全部やれているのかなと思うんです。
ーあまり先を見るタイプではない?
そうなんですよ。将来の夢とかも決めないタイプというか、回り道するのが好きなんです。たとえばドラクエでも、何よりも先にクリアを目指す人っていると思うんですけど、僕は宝箱を全部開けていくタイプなんですよね。無駄なものでもたくさん拾っていく人生が、性に合っているんだと思います。
INFORMATION
New EP『2024』
2024年10月30日(水)リリース
〈kim taehoon〉【配信リンク】https://lnk.to/kimtaehoon_2024
収録曲
1. GINGER ALE (2024 ver.)
2. LOVE VIDEO
3. ディスコのともだち
4. IDOL feat. Kawaii Psycho 倶楽部
5. 満たされない
6. Ready to grow up?
7. 秋の夜
8. GINGER ALE (2024 ver.) – Sped Up<kim taehoon 1st ONE MAN LIVE“Ready to grow up?”>
2024年12月7日(土)渋谷・CIRCUS Tokyo
OPEN:17:00 / START:18:00
TICKET:¥4,000+1Drink
バンドメンバー:柿沼大地(Key.)、奥田一馬(Ba.)、クマガイユウヤ(Gt.)、河津幸佑(Dr.)【チケットリンク】https://tiget.net/events/353083
early Reflection
early Reflectionは、ポニーキャニオンが提供するPR型配信サービス。全世界に楽曲を配信するとともに、ストリーミングサービスのプレイリストへのサブミットや、ラジオ局への音源送付、WEBメディアへのニュースリリースなどのプロモーションもサポート。また、希望するアーティストには著作権の登録や管理も行います。
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