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文: DIGLE編集部 編:Kou Ishimaru
第一弾は、早朝から昼にかけての時間帯(6am〜12pm)がテーマ。ドリーミーなアンビエントサウンドから生感のあるチルなヒップホップへ徐々に移行していくプレイリストに。
MÖSHIのセレクトポイント:
ミニマルな編成から織りなされる、包み込むような幻想的な雰囲気が特徴的なこの曲。アレンジャーやスタジオミュージシャンとしてRhye等の有名アーティストと仕事が多いAugust Rosenbaumは、ソロとしてはあまり知名度は高くないですが素晴らしい楽曲を多数リリースしています。まるで夢と現実を彷徨っているかのような雰囲気のまま過ぎる3分間。眠りから覚めるか覚めないか、その狭間に聴きたい曲です。MÖSHIのセレクトポイント:
yeuleの作り出すドリーミーな世界観はまだ身体の感覚が完全に目覚めていない時に聴きたいですね。オルゴールを聴いているかのような美しいイントロは彼女のボーカルが上手くサンプルされていて素敵です。途中シンセが盛り上がるパートに唐突にブレイクとして入る彼女のか細い呟きがまた切ないです。MÖSHIのセレクトポイント:
自由自在だけれども決して奇抜ではなく洗練されたMoses Sumneyのボーカル。月並みな表現ですが、もはや声がストリングスのように響いています。Too muchな程にロマンチックなリリックにも心を掴まれます。起き掛けにコーヒーを飲みながら聴けたら最高ですね。MÖSHIのセレクトポイント:
不思議なストリングスシンセから始まるこの曲、キックやパーカッションもそれぞれ存在感がありつつも角が立っておらず、温かみがあってとても聴きやすいです。曲の半ばから入ってくるMadison McFerrinの厚みがありつつも伸びのある歌声がphotayのトラックと絡み合って本当に素晴らしい楽曲です。MÖSHIのセレクトポイント:
Chokerの絞り出すような歌声は本当に沁みます。2019年のCAMP FLOG GNAWでの出演を機に知ったアーティストですが、それからずっと聴いています。トラックの生感もとても良いですね。最近はアコースティックな曲を聴く機会が個人的に少なくなってきたので、午前中くらいはこういった生っぽいものをゆっくり聴きたいですね。MÖSHIのセレクトポイント:
Sabaはシカゴのラッパーの中でもトップレベルに好きです。ラップの声が僕の理想に限りなく近い。カッコよくて惚れ惚れします。彼の作品の中でも特にお気に入りなアルバム「Bucket List Project」から1曲。Jean Deauxとの絡みが最高です。MÖSHIのセレクトポイント:
Sabaに続きシカゴのラッパー2連続になってしまいました。唯一無二なラップスタイルと言ったらまずNonameを思い浮かべます。ポエトリーリーディングのような彼女のラップはとても心地よくて流して聴けてしまうのだけれど、よく聴くとリズム感が凄すぎてどうやって曲に乗ってラップしてるのか僕にはよく分からないです(笑)。テクニカルなのにピースフルで大好きな曲です。MÖSHIのセレクトポイント:
シンプルなピアノのループから始まるlo-fi hiphop感のあるJojiの代表曲。好きな曲を挙げたらキリが無いほど大好きなアーティストですが、この曲は特にベースラインと、何重にも重なった彼の声が包み込んでくれるような安心感がありますね。因みにJojiの作品はMVもどれも面白いので是非そちらもチェックしてみてください。MÖSHIのセレクトポイント:
Rex Orange Countyの気だるいセクシーな歌声から始まるTyler, The Creatorの代表曲。曲の半ば、Tylerが入ってくる瞬間何回聴いても上がりますね。声が本当に渋くて憧れです。Anna of the Northのポップな歌声も曲に華を添えていてとても良いです。MÖSHIのセレクトポイント:
切ないギターから始まるこの曲、いつかの夏を思い起こさせるノスタルジックな1曲。’Notice me’というフレーズが繰り返し歌われていて、夏の儚い恋を予感させて素敵です。MIA GLADSTONEのキュートな歌声が上手くマッチしたとても好きな曲です。真夏の昼間に感傷にひたりながら聴きたいですね。Profile
MÖSHI
NY在住のミュージシャン、ファッションデザイナー。
ロンドンのセントラルセントマーチンズ芸術大学を卒業後、UNIQLOからスポンサーシップを得て、ニューヨークのパーソンズ美術大学院に在学中。主な経歴としてFUJI ROCK FESTIVAL’20 ROOKIE A GO-GO出演、SUPERSONIC 2020最終ライブ審査進出、100byKSR選出、TOWER RECORDSによるキュレーションメディアTOWER DOORSでのPOWER PUSHなど。現在はNY、London、東京の芸術大学生が中心となり発足したコレクティブLaastcの中心メンバーとして活動している。
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