『2018年ベストトラック』Bearwear・Kouセレクト Tiny Moving Parts、Sobsなど|12月連載1/4

Rensai

文: Kou Ishimaru 

毎回セレクターがDIGった(=選んだ)楽曲をコメントと共に紹介する、毎週更新のプレイリスト連載企画。12月のテーマは『2018年ベストトラック』!Bearwearのメンバーが週替りにセレクト。今週はBass&ComposerのKouさん。

Bearwear・ベースのKouが選ぶ『2018年ベストトラック』

Feel Alive / Tiny Moving Parts

インタビュイー画像

kouのセレクトコメント:

この曲が収録されている盤を思い出すと、今年1年の自分の生活のめまぐるしい変化やいかに2018が豊作な年だったかを実感させられます。USの現行エモインディロックで最有力、マスロックやポップパンクライクなエッセンスを唯一無二のバランス感で体現しているTiny Moving Partsの『Swell』が1/26にリリースされて「2018ベストがもう決まった」って騒いでました。

Telltale Signs / Sobs

インタビュイー画像

kouのセレクトコメント:

インディバンドのDIY来日ツアーの増加や各メディアのプッシュ、ストリーミングの普及によって東南アジアシーンの熱量に気付かされ、刺激を受けた1年でした。2019年1月に来日も決まっているSobsはシンガポールのAlvvaysとも称されるドリームポップ/ギターポップバンド。いまの欧州圏には無い初期衝動感というか、まだまだ先の変化を予感させる余地にワクワクします。

Lemon Glow / Beach House

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kouのセレクトコメント:

2018年前半は一人で音楽について思い悩んでいた時間が長かったこともあって、最近は以前よりも人とコミュニケーションを交わす事の重要性を感じています。今年僕らのMVを2本撮ってくれて、音楽的にも意気投合した映像監督のPennackyBeach Houseを教えてくれて自分の世界が広がりました。

DNA / Gezan

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kouのセレクトコメント:

この「DNA」が収録されているアルバム『Silence Will Speak』は全日本のオルタナティブロックキッズの血を滾らせた超重要作。自主レーベルからのリリースや音楽フェス「全感覚祭」の開催など、音楽そのものはもちろん、活動方法や表現方法をもってして先陣を切っているGezanから大いに刺激を受け、ぺーぺーだからこそ僕らが行動しないといけないなと思いました。激動だった2018の”台風の目”的この名盤は今を表現しているだけでなく未来永劫聴かれる作品だと思います。

THUG LIFE / BROCKHAMPTON

インタビュイー画像

kouのセレクトコメント:

各シーンにおいて同時多発的に起こっているリバイバルが2018にのっとってアップデートされる様子や、ヒップホップやビートミュージックのパワーをまざまざと見せつけられた1年でした。『iridescence』の2曲目に「THUG LIFE」が収録されているのですが1曲目のアッパーな「NEW ORLEANS」からそのまま繋がる構成で、自然と90’sのノスタルジーを感じるトラックへ移り変わる流れが気持ちいいです。

毎週水曜更新!Bearwearの『2018年ベストトラック』




10月24日ミニアルバム『DREAMING IN.』リリース

10/24にミニアルバム“DREAMING IN.”をリリースしました。

Bearwear『DREAMING IN.』

2018年10月24日(水)リリース
01. Intro
02. I’ll take you anywhere
03. Proxy
04. e.g.
05. Free Fall
06. In The Wood
07. May

Bearwear Profile

Bearwearは2016年に Kazma(Lyric/Vo)、kou(Music/Arrange/Ba)の2人を中心に結成されたインディエモバンド。サポート含めフレキシブルな体制で活動をしている。

2018年春にリリースしたシングル「e.g.」がネット上のインディ・ファンの間で注目を浴びると、すぐにネット・レーベル Ano(t)raks のコンピレーション1曲目に選曲されるなど話題を呼んでいる。夏には「Dead Funny Records」と契約を交わし、過去作のシングルをデジタル・リリース。10月には初の流通作品『DREAMING IN.』をリリースしました。

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