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文: Kou Ishimaru 編:Kou Ishimaru
2023年12月22日(金)東京・新宿MARZ、23日(土)大阪・SOCORE FACTORYにて、ワンマンショウを開催するオルタナティブ・バンド、Bearwear。そんな彼らはイベント開催と合わせて、クラフトビールブリュワリー『CRAFTROCK BREWING』とコラボレーションし、昨年の初ワンマンに引き続き今年もオリジナルビール第二弾を発売。今回はミントが香るハーバルな黒ビールを販売します。
先日Bearwearのメンバーは、東京・日本橋にある『CRAFTROCK BREWING』の店舗にて、ビール仕込みに参加。ビールの素となる“麦汁”を作る作業を行いました。あとは発酵/熟成させれば完成です。
そんな中、今回の連載では、Bearwearのメンバーと『CRAFTROCK BREWING』のスタッフが、“黒ビールをイメージした楽曲”を選曲。ダークで酩酊感のある楽曲をセレクトしました。今回はBa.Kou(Bearwear)が選んだ5曲をお届けします。
Kou セレクトコメント:
(実際に行ったことはないけど)UKのクラブみたいなフィーリングを感じさせてくれる(気がする)1曲。一時期のジェイムス・ブレイクやマウント・キンビーみたいな、シックで彩度低めな風合いがかっこいい。アルバムで聴くと、この曲の前に収録されている「Dark Blue (feat.Big Animal Theory)」からの流れもゆったりとノれて好き。Kou セレクトコメント:
個人的に2023年のベストにも入れているザ・ナショナルの曲はどうしてもセレクトしたかった。アルバムの中から、荘厳で深遠な、そして冷たい風を感じる曲として思い浮かんだのがこの曲。featで参加しているボン・イヴェールの包容力のある声は、聴いてるだけで悟りの境地に達する。酔っ払い過ぎて「これ以上いったら楽しめないかも」っていう状態になった酒の場からの帰り道に、ひとまず聴いて無心になれる歌です。Kou セレクトコメント:
toeの近年の代表的1曲でもある「Because I Hear You」のライブ版。音源のMIXよりも分離感のある音像、ドラムやギターのノイジーな音、フロアからの歓声が、ビールの泡や酔っ払った時の高揚感を彷彿とさせる。場末感も良い。ライブを実際に拝見したこともあるのですが、ダイナミックでありながら超絶テクニカルなプレイは、まるで酔拳のようでした。Kou セレクトコメント:
“なんだか凄いバンド”としてもちろん認知はしていたけれど、実際に自分のフィーリングにハマるようになったのはコロナ禍以降のレディオヘッド。ビットクラッシュさせたサウンドの音楽をよく聴くようになってから、『Kid A』の独特に歪んだ電子音に親しみを感じるようになった。“緻密に計算しつつも1番の旨みは爆音パート”、といったロックバンドらしい様は、もしかするとクラフトビールの在り方にも近いのかも…?Kou セレクトコメント:
30才になるまでは体力度外視で夜も遊び続けよう、と謎の決意をしたここ一年でした。新しいBearwearのアルバムにはひたすら音を浴び続けてインスピレーションを沸かせた曲が多いのだけれど、この「Shibuya」は、Tiny Moving Partsの来日公演⇨porter robinsonの深夜DJで踊り尽くす、というスペシャルな一夜の後に降ってきた曲。最高な夜を終えて朝方、Shibuya O-Eastの前で散乱した大量の空きカンを見た時は最悪な気分だった(笑)その時の気持ちが曲になっています。EVENT INFORMATION
Bearwear ONE MAN SHOW『:(uncertain place)』
▼東京公演
2023年12月22日
at 新宿MARZ
OP 19:00 / START 20:00 /CLOSE 22:00
一般 ¥4000+1d / ビール(2本)券付き ¥6600+1d
Guest Vo : Maya Akechi(The tiva)、KANAKO(THE LOCAL PINTS)
VJ : Humungus▼大阪公演
2023年12月23日
at 南堀江 SOCORE FACTORY
OP 19:00 / START 20:00 / CLOSE 22:30
一般 ¥4000+1d
Guest Vo : miraco (yuragi)
Opening DJ : Erolin / Closing DJ : Kiong
Pop-up Store : cave used clothing,experienc(e)__________________________________________________________________________________
2023年12月に2ndフルアルバム『:(uncertain place)』をリリースすることを発表した東京拠点のオルタナティブ・インディバンド、Bearwear。
そんなBearwearが、12月22日(金)に東京・新宿MARZ、翌日23日(土)に大阪SOCORE FACTORYにてワンマンショウを開催。
両公演、音楽メディア『DIGLE MAGAZINE』が運営するプレイリストブランド「DIGLE SOUND」によるイベントシリーズ<DIGLE SOUND Live>との共催で行われる他、大阪公演はオーガナイズクルー〈experienc(e)〉(京都)がオーガナイズを手掛け、Open DJ / Close DJ / 古着のポップアップストアを招聘したパーティ仕様で開催される。
そして、昨年の初ワンマン時に引き続き、東京・日本橋にあるビールブリュワリー『CRAFTROCK BREWING』とコラボレーションしたオリジナル・クラフトビールの発売も決定。前回はジンを用いたボタニカルなビール『drunk storie』を発売していたが、今回は”アルバムのダークな世界観をイメージした黒ビール”がリリースされることが明かされている。
INFORMATION
『Bearwear Profile』
Kazma(Lyric/Vo)、Kou(Music/Arrange/Ba)の2人を中心に結成されたインディ/オルタナティブロックバンド。
様々なジャンルのバンドからサポートメンバーを迎えフレキシブルな体制で活動。若手ディレクターPennackyがMVを監督し、アジカンのGotch氏も大推薦した代表的楽曲「e.g.」などを 収録した初流通作品『DREAMING IN.』を2018年10月にリリース。
2020年3月には2nd Mini Album『:LIVING IN THE ECHO CHAMBER』をリリースし、同年8月にはフジロックのオーディションステージ<ROOKIE A GO-GO 2020>に出場、11月には渋谷club asiaにて初の冠企画<:CHAMBER FEST>を開催している。
2021年には1st Full Album『The Incomplete Circle』をリリースし、2022年3月には同アルバムのリリースツアーファイナルとして新宿LOFTにて<:CHAMBER FEST 2022>を開催。同年9月には新宿Marzにて初のワンマンも敢行した。
2023年2月、新規軸の配信EP『sad but dancing, happy but crying』をリリース。海外のプレイリストにも多々選出されるジャンルを越えた幅広い音楽性と、国内のインディ・ライブシーン での積極的な活動というニ軸で、同時代の音楽シーンと密な関わりを続けている。
『CRAFTROCK BREWING』
2019年9月27日に日本橋・コレド室町テラスに「CRAFTROCK BREWPUB & LIVE」を開店。
「音楽とクラフトビールのカルチャーを繋げ、ミュージシャンをサポートするビールメーカー」がブリュワリーのテーマ。醸造所にライブバー(140席)が併設され、店内で行われる音楽ライブと、作りたてのフレッシュなビール、ステーキをメインにしたアメリカンフードが楽しめる。
ビールは、「どこまでもクリーン、心地良く響く音楽のように心を踊らせる味わい。毎日でも、どんな時間帯でも飲みたいビール」をテーマに、クリアネス、基本を大切にしたビールを信条に掲げる。
We are craft brewery in Tokyo.
Brew clean beer.
Support musicians.
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