【10月連載3/4】Bearwearセレクト『Autumn Playlist』環ROY、Death Cab For Cutieなど

Rensai

文: Yuya Eto 

毎回セレクターがDIGった(=選んだ)楽曲をコメントと共に紹介する、毎週更新のプレイリスト連載企画。10月は「秋」をテーマに選んでもらっています。関東を拠点に活動する新鋭インディー/エモバンド・Bearwearからベース兼アレンジのkouさんがセレクト。

Bearwearのベース兼アレンジのkouセレクトの秋を感じる曲

はらり / 環ROY

インタビュイー画像

kouのセレクトコメント:

整頓された美しさの中にアーバンで涼しい空気を感じる環ROY氏のこの曲はちょうど今の気温に聴くと、かなりクリエイティビティが刺激されます。音の隙間、音程感がとても気持ち良いです。深夜に考え事をしている時や東京で夜に目的もなく散歩している時によく聴きます。

Styrofoam Plates / Death Cab For Cutie

インタビュイー画像

kouのセレクトコメント:

枯れた質感と哀愁が、肌寒く人肌恋しいこの季節にぴったりです。Death Cab For Cutieのこの『The Photo Album』がヤバいって話はBearwearのサポートもしてくれているSee You Smile(東京のポップパンクバンド)のgt.アヤトから聞いたのですがホントに良いです。特に後半は北欧ポストロックにも通ずる90-00’s emo特有の肌寒さに鳥肌が立ちます。

Never Saw It Coming / Tigers Jaw

インタビュイー画像

kouのセレクトコメント:

カラッとした感じが今の空気とマッチします。Youtubeにある、小さなVenueでお客さんとゼロ距離のシンガロングをし合うこの曲の映像がとても良いです。エモ/インディロックでありながらハードコアバンドともローカルで数多く共演しているからこその光景なのかもしれません。11月に来日するので日本でもこういう光景を目撃したいですね。

Rise / Beach Fossils

インタビュイー画像

kouのセレクトコメント:

ローカットされたビートから始まるこの曲、ホーンやギター、ピアノ、ベースフレーズが散り散りに配置されていたり声のサンプリングが使われていたりと曲通して揺らぎがあって調子の良い音です。長くゆったりと歌うボーカルも肩の力を抜いて聴けるので好きですね。

Our Way to Fall / Yo La Tengo

インタビュイー画像

kouのセレクトコメント:

なんて暖かみのある音なんだ、と初めて聴いた時思いました。BearwearのMVを撮ってもらったPennackyから教えてもらい今ではお気に入りの曲です。多くは語らないけどストーリーを感じるトラックは素晴らしいと思います。この曲を聴いて一緒に冬を待ちましょう。

毎週水曜更新!Beaewearの『Autumn Playlist』

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10月24日ミニアルバム『DREAMING IN.』リリース

10/24にミニアルバム“DREAMING IN.”をリリースします。

Bearwear『DREAMING IN.』

2018年10月24日(水)リリース
01. Intro
02. I’ll take you anywhere
03. Proxy
04. e.g.
05. Free Fall
06. In The Wood
07. May

Bearwear Profile

Bearwearは2016年に Kazma(Lyric/Vo)、kou(Music/Arrange/Ba)の2人を中心に結成されたインディエモバンド。サポート含めフレキシブルな体制で活動をしている。

2018年春にリリースしたシングル「e.g.」がネット上のインディ・ファンの間で注目を浴びると、すぐにネット・レーベル Ano(t)raks のコンピレーション1曲目に選曲されるなど話題を呼んでいる。夏には「Dead Funny Records」と契約を交わし、過去作のシングルをデジタル・リリース。10月には初の流通作品『DREAMING IN.』をリリースする。

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