カリスマ性を放つ、NEHANNの美学

Review

文: BIG UP! 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はNEHANNをご紹介します。

反骨精神は美しさ

「Adoの「うっせえわ」を聴くと、共感性羞恥が発動する」なんて話題が共感を集めている昨今。不服従や反権威の精神は、恥ずべきものなのだろうか。
本来、媚びないことや堂々していることは美しいものなのだと、NEHANNを聴いていると思わされる。

2019年2月結成、平均年齢24歳。彼らの奏でる音楽は、大人と呼ぶには瑞々しく、子どもと呼ぶには艶めかしい。80,90年代のポスト・パンクやグランジを汲んだ正統派でありながら、現代を生きるネオ東京のサウンドが鳴っている。今でなければ、彼らでなければ、響かせられない音楽が存在しているのだ。
一聴すれば、隅々まで行き届いた美意識に心震えることだろう。「どんなジャンルが好きか」なんてことは関係ない。聴く者を問わない圧倒的カリスマ性が彼らには備わっているのである。

配信が開始された「Star」は、2月12日にリリースされた7インチCDのリードトラック。出し惜しみをしない色気とメロディックなギターに、ぜひ心酔してほしい。

NEHANN

提供:BIG UP!zine

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