文: DIGLE編集部 編:Kou Ishimaru
「令和の時代に、捻くれ者たちが見つけた新たな楽園。」
自分たちをそう表現する6ピースPOPバンド、“ボタニカルな暮らし。”。
この『とけてく』は、シャイな恋人の不器用な愛情表現に対して募っていく愛おしさをメロウなサウンドに乗せた一曲。
派手でドラマチックなことは起こせないふたりの、些細な日常の中に詰まったときめきがそのまま音楽になったような、ゆるやかな幸福感が詩と演奏から溢れて伝わってくる。
“楽園”と聞くとなんだか大仰できらびやかなものを想像してしまうけれど、令和の時代のあたらしい楽園とは案外こんなふうに身近で柔らかな場所なのかもしれない、とふと気づかされるようだ。
2021年8月に初シングル『Bitter Coffee』をリリースしたところから活動を開始したばかりのバンドだが、音楽好きな大学生による団体・CRJの“カレッジチャート”において札幌・福岡の複数拠点でランクインするなど、すでに各地から注目が集まり始めている。
日々から数歩だけ踏み出した先でこっそりと私たちを手招く心地よい楽園に、ぜひあなたも誘われてほしい。
ボタニカルな暮らし。
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