PJJが彩る最高の夏

Review

文: DIGLE編集部  編:Kou Ishimaru 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ!今回はPJJをご紹介します。

心地よく私たちを揺らして

関西を拠点に活動するバンド、PJJ。
ブラックミュージックを中心としながら、多彩な音楽をジャンルレスに横断し、PJJ流のポップソングに昇華する彼らから、3作目のアルバム『amplify』が届いた。

ギター、ベース、ドラム、サックスを通してメンバーそれぞれが緻密に作り出す心地よいハーモニーと、ボーカル・ミヤモトアツシの柔らかな歌声が聞く人の心を緩やかにほどく魅力を持つ彼ら。
ただ優しいだけではなく、上機嫌な人懐っこさも楽しく、耳にするだけで思わず口角が上がってしまう多幸感に溢れるPJJサウンドに溢れた作品、それが『amplify』だ。
『夏の魔物』という収録曲もあるこのアルバムは、まさにこの季節を鮮やかに彩ってくれる。
夜になってもまだ明るい空、いつもより軽やかな服装、暑さに浮かれた頭、ハッピーな時間に絆されて無防備になった心。
そんなまぶしい景色に寄り添い、何度も振り返りたくなる夏の思い出を呼び覚ましてくれるような、そして一緒にそんな夏を作りあげてくれるような作品になっている。

今年の夏は長くなりそうだ。ぜひこのアルバムを聞きながら、最高の思い出が残る季節にしてほしい。

PJJ

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