日々を抱きしめるようなnaku.lamaの音

Review

文: DIGLE編集部  編:Kou Ishimaru 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はnaku.lamaをご紹介します。

音と、そして映像と共に

東京を拠点に活動するkyan2n-namiから成る音楽ユニットであり、CM、WEBムービーなど映像作品への楽曲提供を行うnaku.lama(ナクラマ)。
二人から、柔らかな秋の日差しの中、じっくりと浸りたい心地良さに満ちたシングル『diary』が届いた。

じわりと広がるあたたかさを持ったアコースティックギターと、控えめに彩りを足していくピアノの音色。その上で広がっていくkyan2の歌声は、まるで着慣れたワンピースやいつも身を預ける毛布のような、安心感やぬくもり、居心地のよさに溢れ、聞き手の身も心も包み込んでいく。
全編英詞で構成された歌詞は柔らかく音と混ざり合い、どこか切なさを滲ませながらも、光を纏って漂う。
現在を見つめること、前を向くことと、過ぎ去った日々を想うことは、どうしても切り離せない人間の心の営みだ。
それをまるごと肯定するように、暮らしに日記をつけていくように鳴る『diary』。

YouTubeでは、楽曲をイメージしたディザームービーも公開されている。
ぜひそちらと併せ、naku.lamaが描く音と映像の世界に身を委ねてみよう。

naku.lama

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