文: DIGLE編集部 編:Kou Ishimaru
Takumadropsの音楽は、一聴すると体に酸素が流れこんでくる。柔らかなピアノ、穏やかな歌声、全てが絶妙な按配で一体となった楽曲は、ふっと肩の重荷をおろしてくれるのだ。
そもそも彼がピアノを始めたのは、9歳の頃。以前に叔父からプレゼントされていた電子ピアノをおもむろに触り始めたのがきっかけだった。12歳の頃にはジャズピアノに傾倒、学生時代にはドラマーとしてメタルコアにも触れ、現在のスタイルに辿りついている。
もともとはインストを専門としていたが、「歌詞があったほうがより広く聴いてもらえるのでは」と思ったことにより、シンガーソングライターとして活動の幅を広げてきた。
先日配信が開始された「春の雨に流れる」は、前作と打って変わって生楽器のアンサンブルが印象的なナンバー。血の通った演奏と平静さのなかに熱いものを感じさせるボーカルが、鮮やかな情景を描いていく。春の雨と共に喜びも悲しみも流れていく、優しい音に浸ってほしい。
Takumadrops
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