抑制と隙間に秘めた、YUNOWAの美意識

Review

文: DIGLE編集部  編:Kou Ishimaru 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はYUNOWAをご紹介します。

緻密な音像に魅了され

京都を拠点に活動する、抑制と隙間を追求したスリーピースロックバンド、YUNOWA。ジャズやR&B、ダブなどの影響を受けながら、独自のオルタナティブサウンドを意気揚々と響かせている。

彼らが始動したのは、2018年12月。「スタジオで音を出して遊んでみようか」とスタジオへ集まったことをきっかけに、バンド活動はスタートした。
メンバー全員がサラリーマンなため、集まってスタジオに入るのは月に1-2回くらいとのことだが、楽曲はその事実が信じられなくなるほどのクオリティだ。思わず息を吞んでしまうほど美しい間や残響音、豊かに楽曲を彩る抑揚、そして日本語を活かした散文的な歌詞。すべてが緻密に交わりながら、絶妙な按配で成り立っている。

先日配信が開始された「ヒカラビ」は、制作中のミニアルバムからの先行シングル。いつも以上にリズムが映える楽曲になっており、彼らの新たな一面に「こんな引き出しも持っていたのか」と唸ってしまうナンバーだ。

YUNOWA

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