文: Kou Ishimaru
2023年6月に始動し、ファンク/R&B/ヒップホップなどを掛け合わせた音楽を奏でるミクスチャーバンド、luv。東京インディ周辺のムーブメントや、“シティポップ”再評価の波も落ち着いたかと思われていた昨今だが、国内の都市圏ではこれまでよりも“オルタナティブ”なR&Bを鳴らすバンドや、独創性のあるリリックを表現する新世代アーティストたちの潮流が生まれてきている。luvはそんなフレッシュさを感じるアーティストの中でも一際ラフでクール。部屋鳴りを肌で感じられるような音像が心地良い。
東京都出身2000年生まれのラッパー・Fanteが、藤沢出身のラッパー・18scottを迎え、自身の既存曲「I SEE YOU」のRemixをリリース。悩みや葛藤と向き合いながら歩み続けていく様を歌った同曲だが、18scottによるラップパートが加わったことで、より日々の情景が浮かぶ作品へと進化している。
これまで英語詞を貫いてきた東京拠点のバンド・Strip Jointが、全曲日本語詞の2ndフルアルバムを制作するにあたって遂に動き出した。その先行シングルとなる「Golden Days」は、牧歌的でエモーショナルなサウンドメイクがツボな1曲。完全に個人的な趣味の話で恐縮だが、US/セントルイスのインディロックバンド、Foxing(フォクシング)っぽさを感じた。
音楽レーベル〈makran〉の主宰を務めるRyuuta Takakiが新曲をリリース。本作「The Lark ascending」は、這うような低音部やウワモノのシンセのループ、そして度々挿入される環境音によってメディテーション効果をもたらしてくれるアンビエント作品。リビングルームにいながら宇宙との繋がりを感じられるような壮大な音世界にずっと酔いしれていたい。
その他、注目のリリースにはFLEUR、田中光、RAqなどがラインナップされています。
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