高揚感で虜にするGeloomy

Review

文: DIGLE編集部  編:Kou Ishimaru 

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はGeloomyをご紹介します。

心地よく魅了する

2024年4月、突如シーンに現れた宅録ファンクバンド・Geloomy。サビのみの告知動画が早耳リスナーを惹きつけ、リリース前からバイラルヒットとなったファーストシングル『Vagi@』が2024年4月24日より配信中だ。

Gt/Vo:小腸、Key:肝臓、Dr:、Ba:腎臓によって大阪を拠点に宅録でゆるく活動中である、というプロフィールと、サングラスをかけてMVに登場する4人の姿のみが公式に公開されている情報であり、その存在にまだまだ謎の多い彼ら。しかし、『Vagi@』が持つ心地よい中毒性と人懐こいキャッチーさによって、すでに多くの音楽好きを虜にしている。

ファンク、ディスコの空気を色濃く漂わせながらメロウな情緒が滲む音作り、日本語と英語を曖昧に混ぜ、意味よりも耳馴染みの良さが際立つ歌とリリック、とにかく、自然と体が揺れずにはいられないサウンド。じわじわと快いボルテージは音に身を任せるほどに上がり続け、ラストのサビにかけて高揚感が爆発する。1曲を聞き終えた後の余韻に残るのは、「もう一度聞きたい、他の曲も聞きたい、もっと聞きたい」という素直な欲望だ。今後のリリース、活動からも、目が離せそうにない。

Geloomy

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