文: Kou Ishimaru 編:Kou Ishimaru
温故知新の精神を胸に制作と向き合い、自分の分身となる音楽を世に残しているアーティスト、xeno(n)。“誰かのため”を想いながら作り上げられた楽曲は、無機質な電子音であっても有機的な温かみが宿る。
先日配信が開始された「足掻・潜・到達 (NEW-AGE)」は、xeno(n)が本当にやりたかった音楽の全てを詰めこんだ1曲。カラフルな音色で作り上げられたエレクトロサウンドが、ポップで幻想的な世界観を描き出している。
次々と場面が移り変わっていく構成は、まるでショートフィルムを観ているよう。ひとつのリズムや音色に固執することなく、楽しみながら世界を渡り歩いていく。ボーカルの面でもロングトーンや吐息、歌唱などをバリエーションも柔軟に使いこなし、鮮やかに楽曲を描いているのが印象的だ。制作中のアルバムのイントロとなる作品とのことなので、ここからどのような物語が始まっていくかにも注目したい。
xeno(n)
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