現代にも響く、Velludoのネオサイケ

Review
BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はVelludoをご紹介します。

時代に左右されぬクリエイティブ

沖野俊太郎小山田圭吾を中心として、1987年に結成された4人組ネオサイケバンド、Velludo。ほぼレーベルのイベントにしか出演しなかったり、リリースは『Self Love Portrait』のたった1枚だったり、リアルタイムで彼らに触れられた人は強運の持ち主だったに違いない。

沖野がニューヨークへ渡ったのをきっかけに解散となったが、2023年7月には35年ぶりにライブを実施。止まっていたときが、少しずつ動き出した。

先日配信が開始された「Speak Like」は、1988年にリリースされた『Self Love Portrait』に収録されていた1曲をオリジナルメンバーで再録した作品。当時のざらついた手触りを残しつつ、現代だからこそ聴かせられるサウンドに仕上がった。ロマンティックな音像やメロディーは古臭さが全くなく、令和の時代でも洗練された印象を与える。長い年月を経ても素晴らしい音楽は朽ち果てないと、彼らの楽曲は証明しているのだ。

Velludo

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