都会性と自然を結ぶ、Swimming Sheepの表現

Review
BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ! 今回はSwimming Sheepをご紹介します。

空気のように日常へ溶け込む

福岡を中心に制作活動を行っているベッドルームミュージシャン、Swimming Sheep。2008年より活動を開始し、2019年に現名義へ改名。柔らかさもあるエレクトロサウンドで、チルアウトな曲からダンサブルなナンバーまで生み出している。

先日配信が開始された『Air』は、爽やかな自然やエネルギッシュな都会性をハウスやエレクトロミュージックで表現した作品。韓国からOddSongUniverse MongaeUZAの3人が参加し、Swimming Sheepが生み出す楽曲に色を添える。

全11曲というボリュームたっぷりな曲数でありながら、丸っと聴いても30分で収まるスマートさ。各曲でビートやテンポが異なっているのに、世界観がシームレスに繋がっているのは、用いられている音に統一感があるからなのだろう。変に身構えることなくサラッと聴けて、気づいたときには2周目に突入しているような、日常のシーンに馴染む1枚だ。

Swimming Sheep

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