F.I.B JOURNALから広がる、音楽と美容のコラボレーション

Review | 2024.12.24 2024.12.23

文： DIGLE編集部　

BIG UP! ユーザーの中から、今聴きたいアーティストをピックアップ！今回はF.I.B JOURNALをご紹介します。

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ありのままの美しさに光を当てて

音楽は、生活のさまざまな側面と結び付く。暮らしの中の何気ない行動や景色と音がリンクして、日々を彩る瞬間がある。また、音楽は、音楽以外の多様な表現と惹かれ合う。映像、写真、絵画、ファッション、そのほか千差満別な表現と出会い、重なり合い、また新たな感動を生む。
無限に広がる可能性の中で、今回、音楽×美容というタッグが実現した。

ジャズパンクトリオ・F.I.B JOURNALを率い、詩人、タギングアーティストとしても活躍する山崎円城と、敏感肌向けコスメブランド OSAJIのディレクター・茂田正和が出会い、『現象hyphenated』というアルバムが完成した。茂田がOSAJIで掲げる「美容は不老不死を目指すことではなく、個性と対峙してありのままの自分を輝かせること」という言葉に山崎がインスパイアされ、音や言葉のかけらをありのままの姿で拾い集めるように作られたこの作品。派手に飾り立てたり、情報を詰め込んだりするのではなく、それぞれの自然な姿を活かす音作りにこのコラボレーションの意味を味わうことができる。レコーディングは、茂田のルーツでありOSAJI創業地でもある高崎にて行われた。

このアルバムを出発点に、OSAJIと山崎によるタギングでコラボレーションしたボトルのリリースや、展示の中で食事を楽しむアーチストダイナーの開催など、関連イベントも広がり続けている。音楽と生活から生まれる可能性の幅を、このコラボレーションからたっぷり感じられそうだ。