文: Kou Ishimaru 編:Kou Ishimaru
東京を拠点に、音楽、モデル、アーティストのサポートダンサー、舞台・MV・CM出演など、さまざまな活動を行う日米ミックスのマルチアーティストremi。そんなremiの最新シングル「Summer Wish」は自身初となるサマーチューンに。幼馴染であるビートメイカーKazui Daturaが手掛けたビートは、ラテン系のリズムや夢幻的なシンセサイザーによってダンサビリティと浮遊感を両立しており、クラブで踊って一夜を明かしたときのような夢見心地な気分にさせてくれる。そんなトラックと、remiによるシルキーな歌声や滑らかのフロウの相性もピッタリだ。
2023年より活動しているボカロPつなのデビュー曲「エクスクラメーション」は、感嘆符である“!”(=エクスクラメーション)を用いて、初恋のトキメキを表現した一曲。アートワークにあるように、机に突っ伏した初音ミクが「夢の中では思い通りの恋愛をしてみたい」と妄想しているという設定のもと歌詞が展開されている。さらに7月には、疑問符である“?”(=クエスチョン)をテーマにした「クエスチョン(feat.初音ミク)」も配信。ハイテンポな4つ打ち、ポップなシンセサイザーサウンド、転調の多用など、トラック面でも類似点の多く、シリーズ作品と言えるであろう。
元教師で、精神疾患を持ち、宗教2世であることを公表している大阪拠点のラッパーのEsc/ape。そんなEsc/apeが9月にリリースした「Roll, eyes」は、Jersey Clubのビートで始まり、Trapへとビートスイッチする1分44秒の楽曲に。ビート感が切り替わることによって、アッパーなJersey Clubのセクションでは歌詞が社会に向けられているように感じ、ヘヴィなTrapのセクションでは内面の心情が綴られているような印象を受ける。自身の経験をもとに、社会への批判的な視点を盛り込んだ切実な一曲。
音楽家とイラストレーターとしての活動を両立しているシンガーsygx。突如リリースした1stシングル「Heaven」は、その透明感と力強さを併せ持つ歌声が評価され、YouTubeで3万回再生を達成している。そんなsygxは11月5日に2ndシングル「Binary Soul」をリリース。「Heaven」ですでに確立していた幻想的かつダークな楽曲の世界観はそのまま、トラックは複雑化され、オートチューンを一部導入しているほか、後半ではハイトーンで歌い上げる瞬間も登場。より歌の表現の幅を楽しめる一作に仕上がっている。
音楽を手掛けるmutsuonakamuraと映像を担うsadakataによる、東京拠点の音楽・映像ユニットtomodati。mutsuonakamuraが提供したトラックを使用したedhiii boi「おともだち」はTikTokで6億再生を突破し、sadakataはVJとしてスタジアム規模のアーティストとも共演するなど、それぞれのフィールドでも活躍する二人によるtomodatiは、ロック、ヒップホップ、ベースミュージックをポップなメロディへと昇華させたオルタナティブな音楽を制作している。そんなtomodatiの「バベル」は、“バ”“ベ”“ル”のワードを用いたボーカルチョップが印象的な一曲。破壊的な音像をバックに、現代社会の歪みを指摘した作品に。
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